東宝
THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション
劇場に観に行こうと思っていて=行きそびれて、DVD化されるのをひたすら待っていて=レンタル店で長い間「貸し出し中」で、ようやく昨日ご馳走(「THE有頂天ホテル」)にありつけた(借りて見た)。
監督の三谷幸喜さんの本(「ありふれた生活5」)で読んだ、タイトルバックに凝った、というのはこれのことか、と感心しながら、最初に私の好きな女優さん(?)の八木亜希子さんが隠れキャラ的に出ていたのが可笑しくて、掴みはOK、という感じで身を乗り出して見ていたが……
要所(×2)にクスクスと笑えるギャグが散りばめられていて、面白いのだが、そういう作品はラストが命。ラストでビシッと締めてもらえれば、言うことなかったのだが、ラストが消化不良。あの歌では大団円にはならない。あの歌で大団円になるラストがフに落ちない。本物の歌手なら説得力があるのだろうが(失礼ながら)YOUさん(お笑いタレント?)では……。
松たか子さんの傍若無人な演技が凄まじかったが。あれは「地」を踏襲したものなのだろうか? あの演技が禍して、現在「役者魂!」(フジテレビ)で苦戦中?
月刊 ザハイビジョン 2006年 11月号 [雑誌]