373.進化 | 冷茶猫のカフェ

冷茶猫のカフェ

冷茶猫のカフェへようこそ。扉を開けると、そこはミステリアスな世界。
珈琲の芳しい香りの中で、気楽におしゃべりしたり、ちょっと真剣にものごとを考えたり、そんなカフェになったらいいなと思います。
                     (現代版・鳥獣戯画)

 

アフリカのどこかの国で、牙のないアフリカ象が増えている地域がある。その%の多さにどこかの学者が調べると…

 

この地域のアフリカ象は以前、象牙めあての密猟者に多くが殺されてしまった。生き残ったわずかの象は、牙のないものばかり…つまり彼らは殺されないために、牙を持たないように進化した…わずかの間に、猛スピードで。

 

本当のことかどうかは、わからない…でも、これを見て思った。

 

もっと知性があり、理性と感性のバランスがとれて、自分の内なる暴力から解放される…そういう進化はなぜ起こらないのだろう?

 

 

「ジェノサイド」(高野和明 著)

 

 

超人類…生まれながらに知性を持ち、暴力と無縁。そういう人類がアフリカで生まれた。彼らを狙う人たちから、彼らを守るために…

やがて超人類は、現人類の暴力的な遺伝子の少ない人たちと融和し、交配し…平和的な人類になっていくのではないか…そんな未来への希望が最後に描かれている。

 

前回の記事の絶えない動物虐待などを考えると(もちろん人間同士も…戦争から巷の凶悪事件まで)、こういうSF的なことが起こらないと、人間は進化しないだろう…と思ってしまう。

 

 

 

 

 

人類は科学においては、脅威の進化を持ったが、人間性…人が人であるゆえんについては、進化しない。

 

 

 

 

「ジェノサイド」の中にこんな一文がある…世界はこんなに美しいのに この星には、人間という害獣がいる

 

そして村上春樹さんが言っていた…世界は退化していると。

 

 

 

                      

 

                                                                久しぶりに登場…ゲストの象(ズームで参加。

                      こういうとこは便利になったけど…ネット発展

                      で誹謗中傷も発展?)

        

 

              

 

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