散歩道 -18ページ目
めんどくさかった
きみの性欲の世話は。
そんなに早く
ゐかないでよ。
あたしだけ現実に
置いてけぼり
何時だって。
「気持ちいいの?」
なんて片手間に訊いて。
ほんとはそんなこと
どうだって
よかったんでしょ?
虚しくて
躯オークションに参加。
安くないわ、
けど買う馬鹿も居るのね。
こんな腑抜けに
頭を下げて
欲しがるなんて
其れこそ浮き世だ。
只温まりたいだけなのに。
なんで意識が邪魔するの?
罪悪感が染み着いちゃった。
覚えてきたんだ
アルファベットも
読めないあたしは
只聴こえるままに
きみの好きな
ビートルズ。
なんていう
歌なのかな?
何をあたしは
あなたに伝えて
いるのかな?
間違えないようにって
唇が震えちゃって
音外しちゃうけど、
あなたに響く声が
ジョンレノンみたいに
優しくあったら
好いなって、
願ってみた。
要らなくても、
あげたいの。

