山あり谷あり備忘録 -7ページ目

山あり谷あり備忘録

2011年お正月。いきなり卵巣癌の告知を受け、日々、手作繰り状態で癌と闘うzeroの、のほほーん日記です。少しでも同じ病で悩む方のお力になれましたら幸いです。。。

今回の点滴スケジュールも、


胃薬(30分)・・・ガスター注射液、デキサート注射液

 |

吐気止め(30分)・・・クロール・トリメトン注射液

 |

治療薬(3時間)・・・抗がん剤 タキソール(パクリタキセル)

 |

吐気止め(30分)・・・カイトリル

 |

治療薬(1時間)・・・抗がん剤 パラプラチン(カルボプラチン)

 |

補液(5分)・・・生理食塩水「ヒカリ」


という工程でした。


内服薬は


イメンドカプセル125mg 点滴日の午後に1錠

イメンドカプセル80mg 点滴翌日・翌々日の朝に1錠ずつ


その他に、吐き気があるうちは継続的に飲む吐き気止めとして

ナゼアOD錠0.1mgと、プリンペラン錠。


もう、おなじみになってきましたね。

工程が変わらないということは、現段階では、この工程が一番、

身体への負担が少ないという判断なのでしょうね。



一騒動とは...あわや失神騒動、なのでした(笑)。

左手の甲に刺された点滴...吐き気止めや胃薬を流しているときは

とくに痛みも感じず順調だったのですが、もったりとしたタキソールが

流れてきた途端、左手の指や腕のいたるところに、局所的な激痛が

走るようになってしまったのです。

手には色々な神経がありますので、それらに反応したのでしょうか。


もう、、、タキソールが流れていた約3時間、激痛との闘いでした。

タキソールが入ってきた瞬間と終わった瞬間が、はっきりとわかる

くらいに、モノが違う!!(笑)


そして、騒動。

タキソールの点滴を刺しながら、ふらふらと出歩いていたら、急に

頭がガンガン、フラフラとしてきて、目の前が真っ暗になり、その場に

倒れこんでしまいました。


すぐに友人たちに見つけてもらえ、看護師さんが車椅子でベッドに

戻してくださったので、大きな騒ぎにはならなかったのですが、

意識はうっっすらな状態で、顔面も蒼白だったそうです。


しばらく看護師長さんが介護してくださり、意識も鮮明になってきた

ところへ主治医のO先生到着。聞こえてきた言葉は、


「たぶん、迷走神経反射だろう」と。


迷走神経?反射??

なんのことか、さっぱりわからず、意識がハッキリとしたところで、

携帯でポチポチと検索してみました。


なんてことはない。

「失神」で最も頻度が高いとされるもののようでした(笑)。

痛みや精神的衝撃により、全身の血管拡張、徐脈、血圧低下が

引き起こされてしまうということのようですね。

自律神経の乱れ、なのかな??


今回の点滴では、大きなトラブルはそれくらいで、ほぼ予定通りに

進みました。かかった時間は、工程表にある予定時間5時間35分

+中断していた時間で、6時間20分ほどで終了しました。



もう、とにかく次回の点滴は、手の甲以外の場所を全力で探して

いただこう。。。手の甲は...最後の最後の手段ということで。



これが終われば残りは1回となる5回目の治療。


もう、ツメはガタガタで、薬を流した血管は硬くなり、手足のしびれは

全く抜けなく、腰痛などの関節痛も残り続けるようになりました。

それだけ強い薬を体内に流しているんだと実感することが多くなって

きました。


私は気づかなかったのですが、抗がん剤が入れられた点滴の袋には

「毒」と書いてあるとかないとか。

そういえば、看護師さんによっては、抗がん剤の袋には目隠しの袋を

かぶせる方もいらっしゃったか...

先生や看護師さんも、胃薬や吐き気止めのときは素手で取り扱う

ところ、抗がん剤の袋に触れるときにはゴム手袋をつけて扱うことが

多いですね。

とある方の治療中、抗がん剤の液がもれてしまったとかで、その

処理を行う必要があったのですが、先生が「私たちは素手では触れ

ないんです」と、おっしゃったとか。


...副作用があって当然ですよね(笑)。



ということで、5クール目の治療のため、入院してまいりました。

もちろん、スタートは体重計。。。

うぅぅ、前回の入院中に計ったときよりも3キロ近くも増えて。。。


きっとまた減る...と信じ、気を取り直して、お部屋へ。

今回は、入院して初めて違うお部屋でした。


...絶対に、部屋を間違える自信がありました。

結果は......予想通り(笑)。



いつものように、手早く身支度をし、おなじみな皆さまにご挨拶。

先生も、「今、○○さんがいるから、会いにいってきて!仲間に

いれてあげてね」って。

...先生に言われなくても、もう、ずーっと仲良しですってば(笑)。


そして、毎度おなじみの蓄尿 スタート。


今回も点滴前に湯たんぽで腕を念入りに温めました。

少しでも良い血管を見つけていただかなくてはなりませんからっ。


......なのに、点滴を刺された場所は、左手の甲。

今回の刺し手(笑)は、名手のM先生ではなくて、4月からいらした先生。


「いい血管、ありませんか?」と私。

「うん。ありませんえねぇ」と先生。


ちょこっと探して見つからなかったのか、「手の甲で行きましょう」と。。。


「あと一回、治療があるのですが」と私。

「大丈夫。右手の甲がありますから(ニヤリ)」と先生。。。



もう、この後、一騒動あったのですよぉ。

これを教訓に、手の甲に刺されるのは、全力で拒否しなくては!!(笑)



前回の治療後のとある日の朝、いきなり思い立ち、頭をまるっと

剃りあげてしまった私なのですが、その後、頭がどうなっている

かと申しますと...じょりじょりしてます(笑)。


剃りあげてから3週間あまりの間に、わずかですが、生えて

きているようですね。ずばり、2mm程度(笑)。


普通は一ヶ月に1cm程度は伸びるのでしたっけ?

そこからすると、緩やかなペースなのかもしれませんが、確実に

伸びてきています。

...今後の治療でまた抜けてしまうのかもしれませんが。

先生がおっしゃるには、個人差はあれど、治療が終わって7~8ヶ月後

には、ベリーショートくらいにはなっているのではないか、と。



自分の頭を触っていると、子供の頃、スポーツ刈りの兄のうなじを

触るのが大好きだったことを思い出します(笑)。

物凄くイヤがられましたが。。。

せっかくなので、このジョリーを抜けるまでの間、楽しみたいと

思います♪



そして、髪の毛以上に気なる存在...まゆ毛とまつ毛。

今回の入院中、主治医のO先生より「まつ毛育毛に興味ある?」と

聞かれました。

どうやら、こちらの病院の形成外科に、まつ毛育毛の研究をされている

先生がいらっしゃるようなのです。

その先生いわく、まつ毛は普通に生えるのを待っていたら、3ヶ月で

産毛程度で、育毛プログラムを受ければ、3ヶ月で元通りになることも

不可能ではないと。


うわぁぁぁ、すっごく興味ある!

まつ毛なんて飾りだと思っていて、数ヵ月後に生えてくるなら、いいか、

程度に思っていたのですが、実際に抜けきってしまうと、ゴミや汗が

ダイレクトに目に入ってしまい、何やらずっと目が痛い気がするんです。


一足先に治療を終えた患者仲間さんが、すでに形成で診察を受けた

ようなので、今度詳しく聞いてきま~すヽ(^O^)ノ