抗がん剤治療 5クール目 その2 | 山あり谷あり備忘録

山あり谷あり備忘録

2011年お正月。いきなり卵巣癌の告知を受け、日々、手作繰り状態で癌と闘うzeroの、のほほーん日記です。少しでも同じ病で悩む方のお力になれましたら幸いです。。。

今回の点滴スケジュールも、


胃薬(30分)・・・ガスター注射液、デキサート注射液

 |

吐気止め(30分)・・・クロール・トリメトン注射液

 |

治療薬(3時間)・・・抗がん剤 タキソール(パクリタキセル)

 |

吐気止め(30分)・・・カイトリル

 |

治療薬(1時間)・・・抗がん剤 パラプラチン(カルボプラチン)

 |

補液(5分)・・・生理食塩水「ヒカリ」


という工程でした。


内服薬は


イメンドカプセル125mg 点滴日の午後に1錠

イメンドカプセル80mg 点滴翌日・翌々日の朝に1錠ずつ


その他に、吐き気があるうちは継続的に飲む吐き気止めとして

ナゼアOD錠0.1mgと、プリンペラン錠。


もう、おなじみになってきましたね。

工程が変わらないということは、現段階では、この工程が一番、

身体への負担が少ないという判断なのでしょうね。



一騒動とは...あわや失神騒動、なのでした(笑)。

左手の甲に刺された点滴...吐き気止めや胃薬を流しているときは

とくに痛みも感じず順調だったのですが、もったりとしたタキソールが

流れてきた途端、左手の指や腕のいたるところに、局所的な激痛が

走るようになってしまったのです。

手には色々な神経がありますので、それらに反応したのでしょうか。


もう、、、タキソールが流れていた約3時間、激痛との闘いでした。

タキソールが入ってきた瞬間と終わった瞬間が、はっきりとわかる

くらいに、モノが違う!!(笑)


そして、騒動。

タキソールの点滴を刺しながら、ふらふらと出歩いていたら、急に

頭がガンガン、フラフラとしてきて、目の前が真っ暗になり、その場に

倒れこんでしまいました。


すぐに友人たちに見つけてもらえ、看護師さんが車椅子でベッドに

戻してくださったので、大きな騒ぎにはならなかったのですが、

意識はうっっすらな状態で、顔面も蒼白だったそうです。


しばらく看護師長さんが介護してくださり、意識も鮮明になってきた

ところへ主治医のO先生到着。聞こえてきた言葉は、


「たぶん、迷走神経反射だろう」と。


迷走神経?反射??

なんのことか、さっぱりわからず、意識がハッキリとしたところで、

携帯でポチポチと検索してみました。


なんてことはない。

「失神」で最も頻度が高いとされるもののようでした(笑)。

痛みや精神的衝撃により、全身の血管拡張、徐脈、血圧低下が

引き起こされてしまうということのようですね。

自律神経の乱れ、なのかな??


今回の点滴では、大きなトラブルはそれくらいで、ほぼ予定通りに

進みました。かかった時間は、工程表にある予定時間5時間35分

+中断していた時間で、6時間20分ほどで終了しました。



もう、とにかく次回の点滴は、手の甲以外の場所を全力で探して

いただこう。。。手の甲は...最後の最後の手段ということで。