夕方頃に手術が終わり、一度は目覚めたものの、また眠って
しまい、再び気づいたときには、リカバリ室のベッドの上でした。
これからしばらくは、時間の感覚などが飛んでしまい、この時が
果たして夜なのか朝なのか、、、全くわかっていませんでした。
覚えていることは、ぼーっとした中で点滴や採血をされ、その結果が
あまり良くなったようで、その後数度、採血、輸血、採血、輸血を
繰り返していたなぁということくらい、かな?
そのうち、病室の電気が消えたので、「あぁ、消灯か」という程度の
ぼんやりとした感覚。。。
それから、暗い病室の中で、痛いのか熱いのかわからない
感覚が徐々に強くなっていきました。
あまりの痛さに座薬を入れていただいて、しばらくしてようやく眠れたかと
思ったら、看護師さんがいらして「お熱と血圧計りますね」と起こされて...
この夜は、一時間おきくらいにこの作業が繰り返されました。
そのうち、「お熱が高いので」と氷枕が用意されました。
朝になるまでの間に繰り返し行われる、熱や血圧、酸素の量、キズや
尿管、リンパのドレーンのチェック...うつらうつらとした意識の中でも、
手術は先生が行ってくれるけど、この世に繋ぎとめられた生命を支えて
くれているのは「看護師」という素晴しい職業の方々なのだと実感しました。