手術当日の夜 | 山あり谷あり備忘録

山あり谷あり備忘録

2011年お正月。いきなり卵巣癌の告知を受け、日々、手作繰り状態で癌と闘うzeroの、のほほーん日記です。少しでも同じ病で悩む方のお力になれましたら幸いです。。。

夕方頃に手術が終わり、一度は目覚めたものの、また眠って

しまい、再び気づいたときには、リカバリ室のベッドの上でした。


これからしばらくは、時間の感覚などが飛んでしまい、この時が

果たして夜なのか朝なのか、、、全くわかっていませんでした。

覚えていることは、ぼーっとした中で点滴や採血をされ、その結果が

あまり良くなったようで、その後数度、採血、輸血、採血、輸血を

繰り返していたなぁということくらい、かな?

そのうち、病室の電気が消えたので、「あぁ、消灯か」という程度の

ぼんやりとした感覚。。。


それから、暗い病室の中で、痛いのか熱いのかわからない

感覚が徐々に強くなっていきました。

あまりの痛さに座薬を入れていただいて、しばらくしてようやく眠れたかと

思ったら、看護師さんがいらして「お熱と血圧計りますね」と起こされて...

この夜は、一時間おきくらいにこの作業が繰り返されました。

そのうち、「お熱が高いので」と氷枕が用意されました。


朝になるまでの間に繰り返し行われる、熱や血圧、酸素の量、キズや

尿管、リンパのドレーンのチェック...うつらうつらとした意識の中でも、

手術は先生が行ってくれるけど、この世に繋ぎとめられた生命を支えて

くれているのは「看護師」という素晴しい職業の方々なのだと実感しました。