年が明けて、結果を聞きに病院へ。
超音波、血液検査、MRI検査の結果、9割方の確率で
卵巣癌であろうと。。。
卵巣癌は、他の婦人科系の癌と違い、有効な検査方法がないと
言われています。卵巣は子宮の奥にありますので、組織をとってくる
ことが不可能なのです。
しかも、「組織をとる処置をする=癌を体内に広める」ということにも
なりかねない危険性を伴っているので、画像や数値で判断をする
しかないのが現状のようです。
血液検査において、卵巣癌をみつける際に有効とされる項目が
「CA125」という「腫瘍マーカー」と呼ばれるものです。
他の疾患にも反応するようですが、主に、卵巣癌や子宮癌の発見に
効果的とされています。
通常は0~35程度なのですが、この時点での私のそれは、423!
何かあるという程度のものではありませんよねぇ~。。。
病院を出たものの、すぐに帰る気持ちにはなれず、ひとまず、
ずっと相談にのってくれていた友人に電話で報告。
よほど私の様子がおかしかったのか、友人は「一時間だけ時間を
つぶしてて。すぐに行くから」と。。。
お昼時ということもあったので、とりあえず友人とランチ。
まだ夢の中の出来事のように思えていたのか、ハンバーグのランチを
がっつり完食。。。
そのあと、雑貨屋さんや書店などをぶらぶらと歩いたり、お茶したり。
「入院するからねー」などと話しながら、あれこれグッズを物色。
...まだこのときは、現実味がわいてこず、ぼーっとした状態でした。
むしろ、友人が私の代わりに泣いてくれていてました(笑)。
ただその後、自宅で一人になってから、大きな現実が覆いかぶさって
きました。。。
その翌日に書いたメモが手帳に残ってました。
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Yちゃんに報告。すぐにお茶の水にきてくれた。
頭の中が真っ白な私の分まで泣いてくれたYちゃんに感謝。
帰宅後、兄達に報告。次のアクションを考えておくようにと言われる。
食欲は全くわいてこない。眠れない。胃が痛い。
手術、抗がん剤治療、ホルモン治療について考える。
気が重い。何も考えたくない。
どうしてこんなことになったのか。なぜ私だったのか。
そんなことばかり考える。
両親が生きていたら何と言ってくれただろう。
いっそ消えてなくなりたい。。。
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どこまでも弱気。