日銀の緩和、金融政策だけでどこまでいけるか・・・マイナス金利の効果はいかに | 昭和56年生まれが株FXとか原油とかに投資するブログ

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黒田日銀総裁:緩和限界説「とても違和感」-必要なら新たな手段作る

マイナス金利は正直びっくりだった。
下げていた株価はそのショックがカンフル剤となって18000目前まで上昇。
だけどまた現物がだぶついている原油価格の下落でリスクオフが進んだ今週は下げはじめている。
チャート的に底だ底だと専門家が言っているのに、どこが底かだれにもわからない。

正直為替水準を黒田さんが”どんな手を使って”も120円以上で維持してくれている間は、18000円~20000円の間が妥当なラインでうろちょろではないかと思う。
今はまだ底が見えない不安から売り浴びせられてるけど・・・

話は日銀の緩和策に戻りますが、手段は作ればいい。絶対に物価2%上昇をやるんだと言ってまわる黒田さん。ほんとにやれることはなんでもやるし、嘘つきでも結果がついてくれば問題ないじゃんという強気の姿勢は安倍さんとともにこの相場を作ってきただけあるなーという感じ。

今回のマイナス金利に関してはここまで積み上げられている当座預金に対しては今まで通り金利をつけてくれて、今後オーバーしてきた部分にはマイナス金利ということであまり影響度は大きくないように思う。
それでもマイナス金利ショックで株価があがったのは、売りのポジションがそれだけ積まれていたということでもあるし黒田さんの姿勢を改めて感じさせるアナウンスメント効果が高かったからだろう。

マイナス金利になったので今後はだぶついた分のお金で銀行も国債の購入が増えるのかなぁ。
国債購入が増える→金利が下がる→借金楽になる
いつものこのパターンで金利負担は下がる。だけど、ここまで量的緩和で日銀が買ってきた国債は短期だけでなく長期もガンガン買っている。銀行は日銀に売るために買うという謎のループができているので金利は低くなっていたが、今後もこの流れは続きそうだ。

B/Sがふくらんできている日銀。
国債は資産になっているけど、金利が上がれば価値は低くなる。インフレ率を上げるのを目標にしているけど自分で下げているような。
金融政策だけでは正直景気を上向かせるのは無理がある。日本は改めて何を売っていくのか、成長させていくのかを考えないといつか円の信用がなくなったときに国は終わる。

ベンチャーなどの世界では枠組みが変わりつつあり、一部成功した人たちがエンジェル化、もしくはファンド化して新分野への投資が増えてきているのは確か。
若者が希望を持てる国にするにはビックリするほど大きな事業をリスクかけてやるよりも、小さな成功事業を細かく増やしていった方がリクスの面から見ても事業の強さからしてもいいのではなかろーかと思う。