単一エンジン開発をどこがするんだか。 | 昭和56年生まれが株FXとか原油とかに投資するブログ

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気づけばもう40歳になろうとしている
20歳のころから大して変わっていないのに

たしかにF1はスポーツの中でもハード(人ではない部分)に最もお金を投じるものの一つだろう。
そして開発競争はマシンスペックに大きな開きを生み、実際に上位チームは固定されている。

だけど、それはどのスポーツでも同じ。ただソフトにお金をかけるものが多いけど。サッカーとか野球とか。

エンジンを同じにしたときのよい面は、
■コストが低くなる。(当たり前)
■ドライバーのテクニック勝負になる。
まぁ環境的にもいいものではないし、勝負がごっちゃまぜになるのも楽しいかもしれない。

だけど、その代わりに失うものが大きい気がする。
■世界一の速さを競うというモチベーションの低下。→競技としての魅力低下。
■主要自動車メーカーが技術の粋を集めたエンジン開発の機会が失われる。→根本的な?なんだか根本的ななにかが失われる?

そうなるとマニュファクチャラーとしたら、自分たちの技術を見せるための場としてのF1ではなく、単なる広告主としてのF1になってしまう。

一個人のF1ファンからしたら、エンジンは違う方が楽しい。みんな平等なラインから出発しようなんて、なんか今時の小学校みたいじゃん。
差があって当たり前。それを前提に楽しむのが商業スポーツだと思う。

だいいち単一エンジンを開発する会社はどこなんだ?それもきなくさい。


「単一エンジンになればもはやF1ではない」とチーム、ドライバーが反発(AUTOSPORT web) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081021-00000002-rcg-moto


 2010年よりF1のエンジンサプライヤーを1社のみに限定するというFIAの新しい提案に対して、中国GPの週末が終わるまで沈黙を守っていたチーム とドライバーからの意見が聞かれ始めた。その多くは、エンジンが統一されるとしたら、それは「もはやF1ではない」という強い反対意見だ。

 FIA会長マックス・モズレーは、先週金曜日にエンジンを標準化するというアイデアを示してチーム側を驚かせ、バーニー・エクレストンも大幅なコスト削減を可能にするだけでなく、チーム間の戦力の均衡にもつながるとして、そのアイデアを擁護した。
 モズレーは火曜日にジュネーブで行われるFIAとフォーミュラワン・チームズ・アソシエーション(FOTA)の会合で、この件について10チームそれぞ れの代表者と話し合うつもりでいたが、結局この会合にはFOTAの会長であるルカ・ディ・モンテゼモロ(フェラーリ)と会長代理のジョン・ハウエット(ト ヨタ)のみが出席することになった。

 F1に参戦中の6つの自動車メーカー(フェラーリ、メルセデス・ベンツ、BMW、ルノー、トヨタ、ホンダ)は、この提案に激しく反対している。エンジンが統一されることになれば、彼らがF1にいる理由そのものが奪われると感じているからだ。
 F1SAの報道によると、チーム側はコストを削減するための代替案として、現在の2レースエンジンルールを3レースに延長し、さらにレブリミットを19,000回転から18,500回転に下げるなどの方策を提案するものと見られる。

 ドイツのアウト・モートル・ウント・シュポルト誌は、マクラーレンのチームプリンシパル、ロン・デニスは怒りをあらわにしながら、「火曜日の会議の議題 については、全ての関係者がすでに合意済みだった。なぜFIAはこの段取りを過激な提案でぶち壊そうとするのか、理解しかねる」と語ったと報じている。
 モズレーの提案に対してグランプリのパドックがどれほど大きな衝撃を受けたかは、フェルナンド・アロンソがめずらしく彼のかつてのボスに同調する発言を していることにも表われている。彼によれば、そうしたラジカルな変更は「率直に言って、F1にとっていいこととは思えない」という。
「F1のパドックには世界的な自動車メーカーが顔を揃えているのに、全てのチームが同じエンジンを使ってレースをするというのは、奇妙なことに思える」とアロンソは言う。「もしそうなったら、もはやそれはF1ではないだろう」

[オートスポーツWEB 2008年10月21日]