なにかをやるとき。
そこには知識、経験、意識、気づき、実行の段階がある。
■まず前提となる知識が必要になる。
何も知らない状況では、何をやるという段階ではない。
「知識」として流れを知り、大まかな概要を掴むことが必要だ。
■知識をもって、経験を積む。
知識を得れば、業務を遂行することができる。
運動であればゲームのプレイヤーになり、仕事であれば必要な作業をこなすことができる。
知ったフリをせず、先人を尊び全てを謙虚に学ぶ姿勢を心がけることで失うことのない「経験」になる。
■経験の中で意識する。
ただ漠然と作業をしていると単純に本人の処理能力如何で差が出てくるのみ。
そこで、一つ一つの作業を意識ことが大事になる。
なぜこれをするのか。誰のためにするのか。この方法を考えた人は何を考えていたのか。
とにかく物事の裏を「意識」することを心がける。
■意識し続けることが気づきを生む。
一つ一つの行動を意識して行うことで、経験値は大幅にあがる。
最終的にどう着地するのか、何のためにこれをやっているのかをあるときは主体的に、または客観的に見ることで経験の価値、作業の精度をあげることができる。これが「意識」だ。
常に行動を意識して経験をつむことで、ある段階で「気づき」が生まれる。
■気づきを検証して、実行にうつす。
その気づきが正解かどうかは、周りに聞いてみるといいだろう。
気づきを歓迎しない組織は衰退する、況や気づきのない組織をや。
だが、その気づきを実行にうつすには検証が必要だ。
既にそれを経験したことがある人に聞くのもいいだろうし、自己の今までの経験をもとに推定するのもいいだろう。
気づきから先は仮に間違っていても、それは問題ではない。
なぜなら、実行が成功するかどうかは時と場合によるからだ。
例えば世の中は全てサービスに置き換えることができる。
企業からユーザーへのサービス。
社内から社外へのサービス。
社内から社内へのサービス。
サービスに完璧なゴールはない。
人によって千差万別の成功例があるからだ。
つまり上に上げたプロセスをループさせることで、流動的に進化して行くしか一流の道はない。
行動を起こさなければ、進化はしない。
気づきが生まれなければ行動にはつながらない。
意識しなければ気づきは生まれない。
経験をつまなければ意味のある意識は持てない。
知識を持たなければ経験を積むこともできない。
経験を積むまでは誰でも時間をかければできることだ。
ある程度のレベルまでは処理能力をあげて、作業効率をあげることができるだろう。
その先は個人の資質によるところも大きい。
だが、上を目指す企業は「意識」を自然と心がける環境を作る。
競争力のある企業は「意識」の中から「気づき」を持つ社員を多く抱えている。
競争力があり、成長し続ける企業は「気づき」を正しく「実行」する社風が備わっている。
変わらない毎日でも構わない。
「意識」を持って、毎日を暮らせば
そこには「気づき」がたくさんあって
変革への「実行」を起こすことが必ずできるのだから。