大麻は保持をしていなければ、検査だけでは逮捕できないのだそうだ。
ということは部屋の強制捜査の段階で現物が見つからなかったのは、捜査本部としては本当に痛いところだ。
力士がしている言い訳も苦しいものがある。
本人はとにかく否認で、本人の意思で吸ったという証拠を争点にするのだろう。
だけど、専門検査機関の再検査を拒否するなどとにかく怪しさは隠し切れない。
仮にデッチアゲなのだとしたら、なんのため?
尿検体に含まれていた成分はどっからきたの?
など通常で考えたらありえない疑問点が残る。角界がすごいと思うのはこれだけ捜査(強制捜査をできるくらいの)が進んでも、否定し続けているところ。
氷山の一角という言葉がある。
ハインリッヒの法則によれば「1:29:300」
大きな事故が起こった時点で、小さい事故が29件、事故にはならないものの(もう少しで事故になるであろう)問題があるものが300件あるという。
これだけ表面化したということは、裏側は相当な数の問題が潜んでいるのだ。
実は相当な相撲ファンな私。
古い体制をもつ業界は多々あれど、自浄作用が働かなければ自身で内部から腐っていく。
膿を出すときは一気に。
体制を作り変えて、再出発を願いたい。
ハインリッヒの法則(引用wiki)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%92%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87
北の湖理事長、退任へ=相撲協会が理事会-力士薬物陽性(時事通信) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080908-00000021-jij-spo
大相撲の幕内露鵬(28)、十両白露山(26)が尿検体の精密分析で大麻に陽性反応を示した問題で、日本相撲協会は8日、臨時の理事会と評議員会を開いて両力士の処分などを協議する。理事の多くは白露山の師匠でもある北の湖理事長(元横綱)の協会トップとしての責任は免れないとの考えで、同理事長の退任は避けられない情勢だ。
同日は午前10時から再発防止検討委員会を開き、精密分析を依頼したドーピング(禁止薬物使用)検査機関の報告を確認する。両力士も呼ばれており、露鵬は検査手法などに対する質問状を提出する意向を示している。
続いて理事会を開催し、両力士らの処分を協議。理事の1人は「(理事長続投は)世間から許されないだろう」としている。力士については、大麻所持容疑で逮捕された若ノ鵬と同じ解雇にまでは至らないとの見方もあり、理事会で議決できる番付降下、出場停止などが検討される見通し。露鵬の師匠、大嶽親方(元関脇貴闘力)の処分も検討される。
午後からは全親方と行司、力士の代表で構成される評議員会も開催。理事会の議決を報告し、承認を求める。
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