もし日本ならそうゆうことだ。
イタリア政府が後ろ盾になって再建をしていたアリタリア航空(ほとんど国営)がなんと会社更生手続きに進むそうだ。
ものすごい額が投入されていたのに、結局自浄できず。お金はどこに消えていったんだ?
イタリアは政治も混迷を続けている。
ナポリのゴミ問題に見られるように、裏社会とのつながりが断ち切れず、表の政治が悪化の一途をたどる。
マフィアの仁義はわからないが、日本の本物のヤクザは仁義を慮ることで発展してきたと思う。
そう考えると、民の生活が悪くなる状況を作り出してお金をもうける感覚がわからない。
それでも社会からツマハジキにならないのはそれだけの力を持っているからなのだろうが。。
政治の汚職も日本の非ではなく(日本もひどいけど、表にでているという意味では。)、混迷をきわめているものの、政治が正常化する兆しはない。
観光などで大きな魅力あるものを持ち、もともとの国力もある国がこれだけ迷走するとは。
日本も人の振り見て我振りなおせ。
笑い事ではない。社会保障などはもう破綻に近いのだから。
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<イタリア>アリタリア航空が経営破たん
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080830-00000014-mai-bus_all
【ロンドン藤好陽太郎】経営難に陥っていたイタリア最大の航空会社、アリタリア航空は事実上、経営破綻(はたん)、29日の取締役会で会社更生手続きに
入ることを決めた。今後は、不良資産の処理を進める清算会社と、再建を図る新会社とに分割。新会社は、イタリア航空大手のエアー・ワンとの経営統合が最有
力視されている。
アリタリアは非効率な事業運営や多発するストでここ10年近く赤字を強いられており、負債は11億ユーロ(約1760億円)に達した。49.9%の株式
を保有するイタリア政府も再建を後押ししていたが、低運賃が売り物の格安航空会社との競争激化で1日3億円近い赤字を出していた。
アリタリアは今後、管財人の下で、社員の4割近い7000人の人員削減に踏み切り、貨物航空など不採算部門を清算する。イタリアのアパレル大手ベネトン
や大手銀行を中心に約15億ユーロを資本注入し、国内や欧州内の短距離路線を軸とした新会社を設立する。エアー・ワンと合併させ再生を図る方向だ。
長距離の国際路線は、エールフランス-KLMなど欧州航空との提携を模索する。
アリタリアの再建策をめぐっては、今年4月、エールフランス-KLMによる買収で合意し、プロディ前政権も了承した。しかし、アリタリアの主要空港であるミラノ出身のベルルスコーニ首相や労働組合の反対で、この合意は実現しなかった。