サブプライムローンという言葉が最近ニュースでよくでてくる。
アメリカの住宅ローンの一種なのだが、そのデフォルトが頻発に起こるようになり
サブプライムローンで作られたRMBS(ローンの利払いを基にした証券)の価値が暴落している。
その損失は野村HDが700億といわれていて、さらに下落のいっとをたどっている。。
米サブプライム問題、日本の金融危機の二の舞にも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070730-00000234-reu-bus_all
なにがそんなに危ないかというと、アメリカの住宅資産価値はここ数年どんどん上昇していた。
それは日本で言うならばバブル期のようなもので土地の価格が実情から乖離していく状態。
しかもサブプライムローンは「信用度の低い借り手向け住宅融資」といわれるように"サブ"なのだ。
優遇される借り手向けではないのでリスクは大きいはずなのだが、資産価値が上昇局面にあれば金利以上の資産価値があればデフォルトは起こらないと考えられるため、どんどん融資がふくらんでいった。
金利も高いので証券化しても売れに売れる。リスクはあるのはわかっててもみんな買うわけだ。
だがしかし、いったん資産価値上昇が止まりデフォルトが起こるとかなりきつい。
そもそもサブプライムローンを借りる人は支払能力が低い。資産価値が上昇して、後からローン借り換えを行っていた今までとは違い、当然借り換えを金融機関がしぶる。
支払いが滞る。
融資に金利が入らない。
RMBSも同じ。
RMBSの価値下がる。
それに投資した会社のRMBSの価値が下がる。
投資会社は怖いので売る。
他の会社も当然売る。
そんな連鎖が見えるようだ。。
まるで90年代の日本。