こんにちは。
『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。
今朝事務所に来ると、1通のメールが届いていました。
見ると関東の金融機関に勤める友人から。
内容は、
【福島出身の同僚のご両親が大阪に住む事になった。
引越代やその他諸々の費用は全て個人負担のため、
福島~大阪までの引越しを0円で引越しできないか?】
こんな内容でした。
友人に電話を入れてみると、
「何とかならないですか?安い引越業者でも探してもらえると助かります。」
話しを聞いてみると公的な援助は一切出て来ないうえ、
他の地域に引っ越すときは行政も全く関与していないとのことでした。
「何とかなるよ!」
私はそう言って電話を切りましたが…
普通で考えると、
福島県~大阪府までの一般家庭の引越し費用は約30万円ほど。
また、親戚の近くに住むことを希望されているが、
近くに被災者を受け入れる府営、市営の団地がありません。
「民間のマンションかアパート…」
そう考えながら、
大家さんと交渉して初期費用を抑えてくれる物件をピックアップ。
同時に、引越業者と物流会社のネットワークを活用して、格安で引越を作る。
引越しを作ることが今回のポイントです。
各社に今回の要望を伝えて待つこと半日…
「今回は協力するわ。」
そう言って頂いた不動産業者さん。
「日程は限定されるけど、引越しは何とかしてあげるよ!」
大手の運送会社からの回答。
そして最大の懸案だった電気工事も、
「お願いされたら仕方ないですね(笑)お付き合いしますよ!」
全ての業者さんが嬉しい返事をして下さいました。
引越しに掛かる全ての経費と、紹介料の受取額。
何とか何とか、これを同額に出来ました。
先程友人に電話を入れて、
「0円で出来るから、そう伝えて下さい!」
と、連絡しておきました。
普通はここまでやる必要も無いのでしょうが、
東日本大震災以降、私自身は何のお手伝いも出来ていません。
せめてもの手助けになれば…と考えて今回は頑張ってみました。
今回のことは、当初ブログに書く気持ちはなかったのですが、
友人の同僚の方から電話を頂いた際に、
「テレビなどで復興しているように流されているけど、
個人レベルではまだまだそんな段階ではないのです。」
こう言われたことがきっかけでした。
私が読者になっているブロガーさんがこんなことをされています。
また、
我々が経済を回すことが手助けになる!
と、頑張っておられる方もいます。
私自身、現地に行ってお手伝いできる余裕なんて無いのですが、
せめて自分の回りで困っておられる方のお手伝いをさせて頂くことで、
私自身、贖罪の気持ちでいっぱいです。
まだまだ被災地はこんな状況なんです。
と、伝えたくて今回はブログに書いてみました。
読んで下さってありがとうございました。