先日鑑賞した『モータル・コンバット』が思いの他ハマり、そうなると過去作も気になったりしちゃうもの。
本作『モータル・コンバット(1995)』はゲーム実写化第一作。なんと監督はあの『バイオハザード・シリーズ(アリスの方)』のポール・W・S・アンダーソン。この人『モンハン』もやってるし、作品の出来は置いといて、キャリア的には筋金入りのゲーム実写化職人といっていいでしょう。
(1995年 上映時間 1時間41分 監督 ポール・W・S・アンダーソン)
ストーリー
武道家のリュウ・カン。ハリウッドのアクション・スター、ジョニー・ケイジ。犯罪組織の幹部カノウを追う捜査官のソニア(ブリジット・ウィルソン)。三人は格闘トーナメント「モータルコンバット」に参加する。
だが、トーナメント主催者であるシャン・ツンが勝利すると、この世界は永遠に魔界のものになってしまう。シャン・ツンに滅ぼされた魔界の一族の生き残り、キタナの協力を得て、リュウたちはシャン・ツンに立ち向かう。
感想
ハードル下げて観賞したはずが、ここまでヌルヌルとは。まさに「すっごい、滑るよ!」
とはいえ、当時はそれなりにヒットしたらしいので、原作テイストはある程度押さえていたのかも。
少なくとも、同時期に作られた映画『ストリートファイター』(ヴァン・ダムがガイルのヤツ)より、キャラたちの外見、設定はゲームにかなり寄せてる感じ。ここは原作に対するリスペクトが垣間見られた気はします。
もちろん作品的にはとことんビミョー。
原作の魅力である残虐表現の皆無、あっさりラストバトル、弱すぎ敵キャラ、ショボいアクション、とことんチープなCG等々。2023年時点で観ているため、この辺りは割り引く必要がありますが...
「トーナメント」という設定をまったく活かしていないのは、個人的には一番の残念ポイント!!
人類・魔界含めて総勢何人が参加しているのか。人類側は3人+黒人格闘家以外に誰がいるのか。対戦表はどうなっているのか。そして誰が勝ち残り、最終的に何人生き残るのかetc...
そーいうトコが好きなのに(というかキモ)、本作は上記の項目完全無視。シャン・ツンが「コイツとコイツ」って勝手に決めてるだけですからね。
まあ、ソニアはカワイかったし、能天気なジョニー・ケイジもそれなりに魅力的。全員ショットの「闘いはこれからだ!!」的ラストも、ほのぼのした気分にさせてくれました(^^♪
ここまできたら...「2」も観る?
満足度 50点