盗みに入った豪邸のパーティ参加者たちは、【殺人依存症】の克服を祝うために集った面々だった!!

 

あれ⁉︎ こんな内容の映画、ちょっと前に観てなかったっけ。

 

 

 

 

とは思いつつ、やっぱりこーいうプロットって個人的に大好物。ホラー映画ファンなら結構そそられる設定ではないでしょうか。

 

しかし、本作はコメディ寄りの『ホラーマニアvs5人のシリアルキラー』とは違い、本気度高めのスプラッター・ホラームービー。テイストがまったく違っています。

 

気軽なホラーコメディと思って観ると、かなりのグロさに驚愕必至の本作『モンスター・パーティー』について、映画感想を書いていきたいと思います。

 

 

 

(2018年公開 上映時間/1時間29分 監督/クリス・フォン・ホフマン)

 

  ストーリー

 

空き巣のキャスパーは父親が抱えた多額の借金返済のため、友人のアイリスとその彼氏ドッジに、大胆な犯罪計画を持ちかける。それはアイリスのバイト先である豪邸/ドーソン家の大金を盗むというものであった。

 

犯行日当日、ドーソン家で開かれるパーティの給仕係として潜りこむ3人。だが、そのパーティ参加者たちは「殺人依存症」の克服を祝うために集った面々だった...

 

  感想

 

序盤、主役たち三人の流れるような連携プレイによる窃盗シーン。ショッキングシーンの掴みがなくても、キッチリ画面に釘付けさせてくれるスムーズな導入部。

 

「これアタリだわ」の予感通り、本作は最後まで一気見できる良品です!!

 

映画前半は若者クライム映画の趣きで、これだけでもスリルある展開。ドーソン一家、パーティー参加者たちにコメディリリーフみたいな輩がいないのも○。

 

そして徐々に高まる緊張感のなか、ついに第一の犠牲者が。そのトンデモナイ惨殺ぶり、エグさといったら!!

 

 

中盤からは一転、スプラッター・ホラーパートがノンストップ。本性を現す殺人依存症の面々、予期せぬジェイソン(素顔バージョン)ぽいキャラ投入など、ここからは細かいことはもう知らんとばかり、グロ・ゴア表現もほどよく、最後までイケイケ路線で突っ走ります。いやー楽しいっ!!

 

 

もちろん欠点もあり、特にドーソン家の妻や娘アレクシス(『ザ・ボーイズ』スターライト役のエリン・モリアーティ)の行動原理がマジ理解不能過ぎなので、そこで引っかかるとちょっとノレないかもあせる

 

とはいえ勢いはグイグイあるので、そこに乗っかってしまえばかなり楽しめる本作。個人的にはけっこう好きな作品です。

 

 

アイリス、可愛かったのに...

 

 

満足度60点