私は常々エゴイスト(利己主義者)だと思う。
会社でも人がうまくいったときは妬み、失敗したときは喜んでいる自分がいる。
表面では一緒に喜んだり悔やんだりしながらももう1人の自分がいる。
そんなエゴを処する方法を学んだ。
日本では昔から「小我から大我へ」という言葉があるらしい。
この言葉は人間の心の中の「小さなエゴ」(小我)をなくすことは出来ない。
さればその「エゴ」を「大きなエゴ」(大我)へと育てて行くべきだと教えてくれている。
ある会社員を例にとると、
新入社員の頃は自分の成功のことしか考えていなし。
しかし何年か経って管理職に就いて部下を持つと、
「縁あって巡り会った部下を幸せにしなければ」という意識が芽生える。
更に管理職になると「この会社を、社員が誰もが幸せに感じる会社しなければ」と社員全員を意識するようになる。
つまり「自分のエゴ」を部下や社員を包み込んだ「大きなエゴ」へと育てていくプロセスとなる。
なぜならこの「自分のエゴ」にとっては「部下や社員の幸せ」が「自分の幸せや喜び」であるからです。
仏教では「自利は利他なり。利他は自利なり。」と教えている。
ではどうすれば小我を大我に育てていけるのか。
その方法は人生において「志」や「使命感」を持って生きること。
私の「志」「使命」は何か。ようやく気付き始めた。