【新日本ファクトチェックセンター】
119
 

前回記事(その118)に続いてColabo関連の話。

 



■Colabo関連の東京都の住民監査請求について

まず、以下のアゴラ記事を見て欲しい。


暇空茜さんが書類送検:なんでメディアは暇空さんの住民監査請求には触れないの?
2024年2月18日 アゴラ


>暇空氏の「書類送検」を必要以上に煽り立てるメディアに疑問の声があがっています
>なぜかメディアは暇空氏の東京都に対する住民監査請求は取り上げません



暇空茜氏関連(Colabo関連)のオールドメディア報道に対して、ネットメディアであるアゴラが疑問を呈している形である。

確かに、最近のColabo関連のオールドメディア報道はどれも、「明らかに不自然」と言えるレベルで「住民監査請求」「住民訴訟」については頑なに「絶対に言及しないぞ!」という、強い意志()を感じる。

翔子「これでは、よく知らない人が見たら、住民監査請求とかの経緯を知らないまま誤解しそうです」

うむ。まさにその通り。

尚、1年前くらいまでは、朝日新聞などのメディアも一応はColabo関連の住民監査請求について(サラっとだが)言及はしている。


都監査委員、再調査を勧告 都事業受託した女性支援団体の会計
2023年1月4日 朝日新聞

 


>都監査事務局によると、都への住民監査請求で「請求人の主張に理由がある」と認められたのは2016年に、舛添要一前知事が公用車を私的に利用したとして、経費の返還請求を勧告して以来という。

委託事業で不適切経費 若年女性の支援巡り―東京都監査委員

 



尚、狂信的なColabo信者?の一部には「暇空茜の監査請求は結局全て却下された!」みたいな稚拙なデマを必死に拡散するデマッター?もいるようだが、彼らの主張は当然だが「真っ赤な嘘」である。


暇空茜氏が提起したColabo関連の住民監査は「請求人の主張に理由がある(認容)」という結果であり、これは実に6年半ぶりという大ニュースであった。

監査結果やそのPDFは東京都の以下の頁の5番の箇所に今も当然のように残っている。

 


真琴「暇空茜氏の提起したColabo関連の住民監査が妥当であり公的な意義がある、と監査人が正式に認めた結果が『認容』なのですね」

うむ。「本件精算には不当な点が認められ、本件請求には理由がある」という監査結果が出たのは非常に意義のあることだと断言できる。



■そもそも『Colabo問題』とは何か?

『Colabo問題』は「2023年ネット流行語大賞」で銀賞を受賞している。

真琴「その件は当ブログの『その104』でも言及しています」

 



そもそも『Colabo問題』とは何か?

一言で言えば【Colaboの不適切会計について暇空茜氏が住民監査で提起し、現在も住民訴訟で事実関係を争っている問題】である。

翔子「だからこそ、ネット流行語大賞で銀賞を獲るほど大きな話題になったのですね」

うむ。もう少し細かく知りたいなら以下の記事などが参考になる。

ネットで大騒ぎ「Colabo問題」めぐる税金の不適切な使われ方 国は〝弱者ビジネス〟助長させる「困難女性支援法」を見直せ

 


アゴラなどのネットメディアでは今も、上記「本質」をきちんと押さえた記事を書いている。

しかしオールドメディアの最近の報道では全く状況が異なる訳で。



■オールドメディアとネットメディアの歴然たる違い


今回の「暇空茜氏の書類送検についてのオールドメディアの記事をエビデンスとして4つ載せる。


東京新聞

 


毎日新聞


 

朝日新聞

 


共同通信




真琴「うわ!毎日新聞だけでなく東京新聞も共同通信も同様に、何故かサムネ画像?が警察パトカーの赤色灯なんですね!」

うむ。前回記事(その118)でも紹介した毎日新聞も含め、ほぼどれも「示し合わせたような」同内容の記事になっている。他のオールドメディアもほぼ同様である。


冒頭のアゴラ記事でも指摘されていた通り、以下の2点が異様である。

①暇空氏の「書類送検」を必要以上に煽り立てる扇動姿勢(過去の「津田大介」「伊藤詩織」等の書類送検のケースとは180度真逆の極端な豹変姿勢)

②そもそもこの問題の【本質】である【暇空氏の東京都に対する住民監査請求等の話】には一切言及しない異様に不自然な記事内容


たとえば①については、「書類送検で毎日新聞がパトカーの画像を使用した記事は今回の暇空茜氏の件だけ!」というネット民による調査結果も出ている。

毎日新聞が書類送検で使った画像の調査

 


119_02

翔子「つまり暇空氏に対する『悪意の印象操作』を行う為だけに、毎日新聞はわざわざあのパトカー画像を今回新規で用意した、ということでしょうか?」

状況証拠から見ると、おそらくそういうことなのだろうな。少なくとも「たかが書類送検」で毎日新聞がパトカー画像を使用した例は過去には一度もなかった、「今回が初」だと。


そして更に、たまたま偶然?にも、示し合わせたように東京新聞や共同通信も皆で仲良くパトカー画像ペター。


上記①②とも、これらオールドメディアの報道内容は客観的に見て「明らかに異様であり不自然な偏向報道」である。

そこまでは、最低限の知性がある人ならば誰でも同意できる「客観的事実」だろう。



■これらオールドメディアの異様な偏向報道姿勢は何が目的なのか?

ここから先は「考察・洞察」である。

上記のような「オールドメディアの偏向報道姿勢が異常」なのは客観的事実として。

それは果たして何が目的なのだろうか?

1社だけならばともかく、大手オールドメディアがどれもこれも、最近のColabo関連(暇空茜関連)報道では①②に忠実な「異様な偏向報道」ばかり連呼している病的な現状。

彼らも(病的ではあっても)伊達や酔狂でそんなことをしている訳ではあるまい。

そこには何らかの意図・目的が当然あるはずで。



■オールドメディア側は『Colabo問題』の中身や本質のすり替え・改変を画策しているのでは?

仮に、全く予備知識がない人が、上記の毎日新聞記事や東京新聞記事を読んだと仮定して。

「Colaboと暇空茜氏の両者間の問題」は「どういう問題」だと認識するだろうか?

真琴「『暇空茜という自称ユーチューバー?の男性が、社団法人Colaboに対して誹謗中傷をした問題?』 と勘違いしそうですねぇ」

うむ。まさにその点なのである。

繰り返して言うが、『Colabo問題』とは本来

【Colaboの不適切会計について暇空茜氏が住民監査で提起し、現在も住民訴訟で事実関係を争っている問題】

である。だからこそ、『ネット流行語大賞で銀賞を獲るほど大きな話題』になった訳で。

もし、ただ「名誉毀損で一般男性が書類送検された」みたいな「全くニュースバリューのないありふれた話」だったら、こんなに話題になる訳もないのは誰が見ても明らかな話であって。


なのに、最近の日本のオールドメディア報道では上記の本来の『Colabo問題』の中身や本質が徹底して伏せられており、さも「自称ユーチューバーの男性が~」みたいな、『全く別の問題』とわざと錯覚させるような、『悪意の誘導記事』を書きまくっている。


これはつまり、「Colaboの会計処理の異常なまでの杜撰さ・おかしさ」は、「調べたら誰でもおかしいと気づく」レベルであまりにも酷いのでいくらアクロバティック擁護しても内容面では擁護しきれない、なので「丸ごと闇に葬って東京湾に沈めて、無かったことにする」みたいなことを彼らは画策しているのではないか。

『Colabo問題』の中身や本質のすり替え・改変を画策し、「Colabo問題とは、暇空茜という自称ユーチューバー?の男性が、社団法人Colaboに対して誹謗中傷をした問題である!」みたいな歴史修正主義?にひた走って『本当の問題点』の隠蔽・隠滅を必死に目論んでいるのではないか。

それが当ブログの導き出した本件の結論である。

翔子「オールドメディアが総出でそんな悪意の印象操作・問題点のすり替えを画策しているのだとすると、よく考えればかなり怖い話ですね」

 

うむ。暇空茜氏だからこそ今も戦えている訳だが、並の一般人だったらとっくに潰されているだろう。