中古車として購入されたインプレサGDBのリメイク作業をお手伝いさせて頂いています。
今回は、くたびれてしまっていた車高調を新しい車高調へ変更させて頂くお手伝い。
選んだ車高調は、テインさんのモノスポーツ
ワインディングでのドライブも多いとの事なので、ストリート向けの車高調を選ぶよりは、スポーツ向けの車高調を選んで頂いた方が、満足度も高いのでは無いか？
との事で、モノスポーツを選ばせて頂きました。
テインさんのホームページで見ると、特徴が15個もあるのですが
その中でも、特徴的なのがストロングチューブ正立式ストラットと言う事と、ADVANCE M.S.Vと言うのが特徴じゃないかなと思います。
テインさんのストロングチューブ正立式と言うのは、正立式ながら3つのチューブを組み合わせて倒立式のような剛性を持ったサスペンション構造になっています。
ストラット式のサスペンションのスポーツモデルの場合は倒立式を採用するのが一般的で、安価な車高調の場合は正立式を使ったりしています。
正立式の場合は、減衰力調整ダイヤルが上に来て、倒立式の場合は減衰力調整ダイヤルは下に来ます。
当然、調整ダイヤルは上に付いている方が調整がしやすいのと、テインさんの秘蔵っ子EDFCのモーターが付けやすいと言うメリットがあるのかな？
もう一つは、ADVANCE M.S.Vを装備していること
こちらは、減衰力調整は16段であるのですが、それに加えてサブバルブを持たせて微低速領域の減衰力特性に変化がでます。
イメージとしては、20ｋｍ～60ｋｍぐらいの走行中にマンホールなどの落ち込みにタイヤを乗せると、一般的な減衰力の強い車高調の場合、ドン！と衝撃が入るようなイメージですが、M.S.Vピストンの場合は、トンと衝撃が入るような感じになります。
全てをサーキット走行に照準を合わせるのであれば、また話しは変わりますが、ウチのお客さんの多くは、ストリートからサーキットまでの幅広い範囲をカバーするので、このM.S.Vと言う機構は付いていると良い装備なんじゃないかな？と思います。
補足で、宣伝すると、ウチで押しているTPSオーリンズダンパーDFVのダンパーにも、DFVと呼ばれる機構のサブバルブが付いています。
このサブバルブの具合は、ダンパーを組み付けるタイミングで調整できるので、この動きの具合はこだわったポイントです。
低速重視しすぎると、S時コーナーのような左、右の切り替えしなどで少し弱い動きがでるので富士スピードウェイでのテストで切り替えしのテストをしてセットしています。
話しはそれましたが、テインさんのモノスポーツも上の2点が特徴になるのかなと思うので、ストリートも重視したいスポーツ足を考えるなら候補に入ってくるのかと思います。
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