とある金曜日。
名波さんが一番行きたかった場所は
明日も仕事がある名波さんには
時間的に厳しくて断念。
実家の近くにも夜景スポットがあるのを発見したから
ちょっと行ってみたい。
という理由で
名波さんの実家の近くにある公園に行くことになった。
あのパチンコ屋、昔よく行ってた。
ここ左に曲がると俺の実家。
名波さんの思い出が詰まった道を
法定速度40kmオーバーで駆け抜けていく。
相変わらずのスピード狂。
到着した夜景は
感動するほどではなかったけれど
十分きれいだった。
ベンチに座り
互いの事には踏み込まない
当たり障りのない会話をして
夜は更けていく。
やっぱり名波さんは面白い人だとぼんやり思いながら
頭の中は猫宮さんで一杯だった。
私が頼みさえすれば
彼も私に夜景を見せてくれるのだろうか。