踊る小悪魔 -6ページ目

踊る小悪魔

会社の先輩に恋をしました。

とある金曜日。



名波さんが一番行きたかった場所は

明日も仕事がある名波さんには

時間的に厳しくて断念。


実家の近くにも夜景スポットがあるのを発見したから

ちょっと行ってみたい。


という理由で

名波さんの実家の近くにある公園に行くことになった。


あのパチンコ屋、昔よく行ってた。


ここ左に曲がると俺の実家。


名波さんの思い出が詰まった道を

法定速度40kmオーバーで駆け抜けていく。

相変わらずのスピード狂。


到着した夜景は

感動するほどではなかったけれど

十分きれいだった。


ベンチに座り

互いの事には踏み込まない

当たり障りのない会話をして

夜は更けていく。


やっぱり名波さんは面白い人だとぼんやり思いながら

頭の中は猫宮さんで一杯だった。


私が頼みさえすれば

彼も私に夜景を見せてくれるのだろうか。

とある金曜日。


家に着き

着替えてローソンへと向かう。


猫宮さんの時とは違うドキドキ感。


ローソンに着いて

いつものクセで入口横の喫煙所を見ると

タバコを吸っている名波さんがいた。


お待たせしました。


いえいえ。

こちらこそ、急にお誘いしてすいません。


車に乗り込む。

そういえば、名波さんの車に乗るのは初めてだ。


じゃあ、行こうか。


いつもの場所から

いつもと違う人と

いつもと違う車で

私の知らない街へと。

とある金曜日。


ミドリちゃんと別れ、名波さんに電話する。


あと30分くらいで家に着きます。


そうなんだ。

俺、もう神社の所に着いてるよ。


私の家がこのあたりで有名な神社の近くにあるのを覚えていたらしい。


もし良かったら近くに駐車場があるコンビニがあるので

そこにいてください。


了解。


あえて、いつも猫宮さんと落ち合ってたローソンを指定した。