踊る小悪魔 -20ページ目

踊る小悪魔

会社の先輩に恋をしました。

とある金曜日。


猫宮さんの課での研修が終わった。

いつものように定時であがり

帰宅している途中にメールがきた。


猫宮さんからだった。


番号しか交換してなかったのだけど、

ドコモ同士だったのでショートメールが使えたのでした。

私がドコモユーザーだと知ってくれていたことに驚き。


その後延々とメール。

私はいいけど、そっち仕事中じゃないの?

わりとすぐ返ってくるけど。


その後深夜近くに


今(仕事)終わったよー。


と電話がきて

少し酒が入ってたせいもあるけれど

色々喋ってたら会いたくなったので正直に言ってみた。


・・・会いたいです。


えっ?


聞き返された。


やっぱり無かった事にしてください・・・。


なんでよ。俺も会いたいよ?


なぜ聞こえているのに聞き返した。

そして猫宮さんが「会いたい」っていうのは反則だと思う。

たとえ冗談でも。

その場のノリでも。


でも今日はもう遅いから我慢してね。おにいちゃん、明日も仕事だし。


それはもちろん。


ごめんね。また会いに行くからね。


せっかくの金曜日の夜なのに。

恋人同士ではないのに。


少しだけせつなく、少しだけ甘い夜。

社内恋愛の醍醐味。


猫宮さんが教育係の日のこと。


ひと通り説明を受けていざ実践となり


よーし、いってこい。


と送りだしたその手の勢いのまま、明らかに肩を抱かれた。

ポンポンされながら3秒。

驚いて振り向くと


ん、どした?


愉快そうに笑っていた。


別の日。

実践中の私の様子を見に来た猫宮さんと雑談してたら

猫宮さんが転勤するかもしれないという話になった。


俺が転勤になったらどうするー?


そうしたら淋しくなっちゃいますねー


そう言って猫宮さんの顔を見上げたら

しばらく見つめ合う形になり

猫宮さんは周りをキョロキョロと見渡したのち

キスしてきた。


・・・仕事中ですよ?(笑)


・・・おにいちゃん、ちょっと風に当たってくるわ。


仕事中にときめかすんじゃないよ、ばか。

変わったこと変わらなかったこと。


気まずさは特に無し。


会社内で目が合うことが多くなった。


終業後の電話と

ローソンでの密会は相変わらず。


また今度ご飯を食べに行こうと言われるのは決まり文句。


向こうから抱きしめてくれるようになった。


向こうからキスしてくれるようになった。


・・・ん?