踊る小悪魔 -12ページ目

踊る小悪魔

会社の先輩に恋をしました。

納得。


だから俺もしつこく言ったんだよ。

わかった?


はい・・・


ほんとバカなんだからー


どうせバカですよー・・・


うん、バカ。

バカすぎてほっとけない。


頭を撫でられた。


こんなバカな子には、俺がついてないとね。


涙が出てきた。


おとといは完全に見捨てたくせにー


うん、そうなんだけどさ。

もう俺達、

そんな簡単に離れられるような関係じゃないでしょ?笑


抱きしめられた。


見捨てたりなんかしないよ。


ずるい人。

でも、好き。

私の部屋にて。


で、話って何?


・・・決心がつきました。

最初言われた時は

「ただ交換しただけで?」と

全然納得出来なかったけど、

課長と連絡先を交換した事は確かな事実だし

それで猫宮さんが関係を続けられないと考えるならば

仕方ないと思います。


・・・うん。

それなんだけど、、、ちょっといい?


何ですか?


澪ちゃんさ、まだ課長の事、

ただの女好きのオッサンだと思ってるでしょ?


はい。


言おうかどうか迷ったんだけどさ、、、この際だから言うわ。


その昔、女子が現場採用される前の話。

社内には今のおねえさまがたに加え、

事務の若い派遣ちゃんがいた。


課長はその子たちと不倫をしていたらしい。

派遣ちゃんが入れ替わる度。

何度も、何人とも。


不倫中の課長は

仕事中にふらっといなくなったり

社内で(もちろん冗談ぽくではあるものの)抱きついたりと

とにかく行動が不自然でわかりやすかったらしく

もはやビョーキと囁かれていたそうな。


若い派遣ちゃんが社内にいなくなってからは

落ち着いていたみたいだが

今年になって再発したらしい。


私のせいで。


だって現場研修の時やたらと来てたでしょ?

普段めったに現場来ないからね、あの人。


澪ちゃんと一緒に支部に出勤してくると

その日一日めちゃ機嫌いいし。


あの人若くて19歳と付き合ってた時期もあるから

未成年とか成人とか関係ないの。


向こうの方から好意を寄せる時もあったけど

課長が課長の権力を使って

強制的にそういう関係になった事もあったし。


課長がどんだけ危険な存在か、わかった?


頷くしか無かった。

決心はついた。


どうせいつかは終わる関係。

そう考えたらいいきっかけのような気がした。


月曜の朝、メールが来た。


「おはよう。

遅刻せずちゃんと来たね。

今日も一日頑張ろう!」


もう、大丈夫。


昼。


「今日会えるかな?

早く終わるといいなー」


さっきのメールから30分後。


「今日仕事が早く終わったら家に行ってもいいですか?」


・・・あぁ、もう。


耐えられなくなって夕方に返信。


「お疲れさまです。

お話したいことがあるのでいつでもどうぞ。」


「メール来ないからもう行ったらダメかと思った。

俺も話したい事が色々あるから、ちょっと待っててね。」