病院へ故人様をお迎えに行く際、喪家様には事前にこんな
お願いをしています。「死亡診断書がお手元に届いたら、
左側の死亡届の欄に故人様の情報を記入しておいてください
ね。事前に書いていただくと、その後のお話もスムーズに
進みますから」ところが、時々病院へお迎えに行った時に
喪家様からこんな返事が返ってきます。
「病院の方から書かない方がいいと言われたので、何も書い
ていません」中には「書いてはダメですと言われました」
という方もおられます。
なぜ、記入するのを止めるのでしょうか?
死亡診断書は医師が記入するものですが、その左側にある
死亡届の欄は、基本的に届出人となる方が記入するものです。
故人様の住所、本籍地、配偶者の有無、生前のお仕事など、
記入しなければならない項目がいくつもあります。
また、届出人の住所や本籍地なども必要です。
こういった情報は、病院の方や葬儀社よりも、ご家族などの
届出人の方がよくご存じのはずです。
弊社では、よほどの事情がない限り、死亡届の代筆はしてい
ません。基本的には喪家様ご自身で記入していただいてます。
実は、この死亡届の記入、意外と時間がかかるんです。
「本籍地ってどこだったかな?」
「住所はわかるけど、本籍地は番地まで覚えていないなぁ」
「仕事は何と書けばいいのかな?」
こんな感じで、記入の途中で手が止まってしまうことも
珍しくありません。
特に本籍地などは、普段あまり意識することがないので、
すぐにわからない方も多いんですよね。
もちろん、記入した内容が正しいかどうかは、最終的には
役所へ死亡届を提出した際に確認されることになります。
間違いがあれば訂正されるので大丈夫です。
。
だからこそ、時間に余裕のあるうちに確認して、わかる
ところから記入しておいていただきたいのです。
死亡届は、葬儀社が立ち会わなければ記入できない書類で
はありません。間違っても二重線訂正すれば問題ないです。
もちろん、わからない項目を無理に埋める必要はないし、
記入方法に迷う場合は後で確認していただければいいです。
病院側にも何か理由があって、そのように案内されている
のかもしれません。
ただ、死亡届の記入そのものを止める必要があるのか、
私にはどうも理解できないのです。
ご家族を亡くされた直後は、何かと慌ただしく、精神的に
も大変な時です。
少しでも手続きがスムーズに進むように、事前にできること
は済ませておいていただきたい。
そんな思いでお願いしているだけなのですが……。
