本日、東京都港区の青山葬儀所で
東京電力福島第1原発の事故発生時の所長で、7月9日に58歳で
死去した吉田昌郎氏の「お別れの会」が営まれました。
関係者や親族、友人らが出席し、事故発生直後から約8カ月にわたって
収束作業の陣頭指揮を執った吉田氏を偲びました。
「お別れの会」に続いて一般の人が吉田氏を悼む「告別の会」が行われ、
安倍晋三首相も出席している映像がニュースで放送されていました。
吉田元所長と言えば、本店とのやり取りでのあの言葉・・・
『事故が起きているのは本店ではなく現場だ-。』
が、思い起こされます。
技術や機械に詳しい技術屋でありながら、頭でっかちではなく、
リーダーシップも持ち合わせていたオールマイティーの人だったそうです。
厚い人望で作業員をまとめ上げる現場に強い男・・・そんな人物像が浮かびます。
歯に衣着せぬ率直な物言いは、社内で「自信過剰」とみられることも
あったらしいですが、部下や作業員を常に気遣い、
部下からの信頼だけでなく、下請け業者からの信頼も厚かったそうです。
事故当時、水素爆発した1号機への海水注入をめぐり、
「首相の了解がない」と中断を求めた本店に反し
「これから海水注入中断を指示するが、絶対に注水をやめるな。」と
小声で作業員にこう伝え、自らの判断で事態の悪化を防いだ話しは
皆さんもご存知ですよね。
他にも
「やってられんわ。そんな危険なこと作業員にさせられるか」と
原子炉格納容器が水素爆発するのを防ぐため窒素ガス注入を指示する
本店幹部に大声で食ってかかったことも二度三度ではなかったそうです。
吉田元所長とともに過酷な現場の最前線で作業にあたった部下や
関連会社の方々は
『吉田さんじゃなかったらだめだった』と口を揃えていたそうです。
私のイメージでは、事故現場の最前線で陣頭指揮を執り、
部下を守るために上層部に臆することなく立ち向かう姿は
『猛将』そのものです
あの事故現場にもし、吉田元所長がいなかったら・・・
考えるだけでもゾッとします
東日本大震災から2年5ヶ月ほど経過した今でも、連日のように
汚染水漏れなどのニュースが報道されています。
天国で吉田さんは、どんな気持ちでおられるのでしょうか・・・
未だ終息しない問題に胸を痛めているかもしれませんね
福島や被災地の皆様の現状を東電は分かっていないのか!と
怒っているかもしれません
今日の『お別れの会』には約1000人もの方が参列されたそうです。
吉田さんが心安らかに、天国での日々を過ごせるように
今日は私も合掌したいと思います。
謹んでご冥福を祈念いたします。
合掌・・・
では、これ位で・・・・・また明日(^-^)ノ~~
家族葬・直葬・お葬儀の問合せはこちら まで
http://www.zero-ess.com/contact.htm
式場別見積例は、こちら からご覧になれます。
http://www.zero-ess1.com/
以下の広告は弊社とは一切関係ありません