表題の通り人生で初めて消火器を使用した。訓練ではなく実戦だった。
「ははぁん、ついに裏庭BBQで火事を出したのだな」と思った方、あいや待たれよそうではない。
学校の送迎バスで生徒を送っている時に交差点近くで停車している車の車両火災に出くわしたのだ。
ロータス7(セブン)という旧車のレプリカでバーキン7という車が有るのだがコレが停車してボンネットから煙を吹いていた。
↓レッカー車を待つ燃えてた車
ルート走行してたので鎮火後2回目に通りかかった時に撮影。既にボンネットは閉めてるがエンジンルームが燃えて消火剤で真っ白け。
まあオーバーヒートだろうなと思いながら横付けして助けが必要かと声を掛けていると、取り外し式のフードを外した運転手が慌て出す。キャブの辺りからチョロチョロ火が出ていた。
運転手が「誰か消火器もってないですかー」と車に呼びかけている。信号待ちの車から人が出て近所の会社などへ走ったりしている。皆信号どころではない。
私も直ぐに車を移動して、室内後部の座席下から消火器を取り出そうとしたがワンタッチで外れるはずが取れない。固定バンドを引っ掛けるクリップ部分が踏み潰されて外れなかったのだ。
後部席に移ってキーの先でこじて何とか外した。
火災中の車に戻るとウエスを被せて鎮火させようとしているが、ガソリン火災は簡単には消えない。
燃え始めたウエスを外してもらって、大きな火の手がが上がった所を中心に消火器を使用して鎮火させた。
さすがは消火器、半分ほど消火剤を噴霧しただけであっという間に火が消えた。
しかしレバーを戻しても中身は出続けるタイプなので、ホースの先を指で塞いで出るのを止め、完全鎮火を確認してから残った消火剤は雑草の茂みの中で出し切った。
本当はいかんのだろうけど消火剤全量を不必要にエンジンにかけると後で修理の際に大変な作業になるのは明白だからだ。
↓持ち帰った使用済み消火器
よく見ると使用期限切れてんじゃん。作動したから良いけどね。
期限切れも問題だけど直ぐに外れないのは大問題。後で教習車の消火器(中型車以上には義務付け)点検を管理者に上申しておいた。
↓我が家の消化器
見たらわかる通りワンタッチベルトで固定してるので外れなくなる事はないハズ。この消化器は吐出量をコントロールできるタイプです。お勧め!
皆さんもお家の消火器がちゃんと使えるか気をつけよう!