スクレイパーで無理からにiPhone11の液晶交換したぞ | シャア専用ZERO-CUBE戦記

シャア専用ZERO-CUBE戦記

従軍6年の中堅となったシャア曹長は少尉に昇進しました!
還暦夫婦が建てた企画住宅ゼロキューブのブログ。自らシャア専用と名付けた赤い外壁の住まいに関する出来事について(たま〜に)ガンダムテイストを交えながら書き記す、親族への報告と忘備録を兼ねた全記録。

付属の吸盤で液晶パネルを外せなくて困っている人に朗報です。

 

 

ある日、息子1号が言う。

「iPhone11の液晶が割れたので交換したいけど、店に頼んだら¥16,000とふざけた値段。何とかしてくれ」

 

うむ、何とかしよう。引越しの際に晩御飯も食べずに頑張ってくれた働きは忘れていないぞ。

 

 

もちろん自力で交換するためamazonで購入したのはこちら。

 

 

↓吸盤は役立たず

だけど後述の理由でお勧めできます。

 

 

 

届いてから随分時間が経ったが、本日交換した。

 

液晶画面だけではなく、交換用の工具も一式がセットになっている物。

販売ページにある簡単に交換できるという交換動画を参考に作業するが、どうしても液晶画面が外れない。動画ではするっと外れているが、本体の周囲をドライヤーで暖めて吸盤で引っ張り剥がす方法ではさっぱり外れない。粘着力強すぎ。

 

何度も熱しては吸盤を貼り付けて引っ張るが、すぐに吸盤自体が剥がれてしまう。

どうやら粘着力の問題ではなく、液晶面にヒビや傷があると吸盤に空気が入って負圧が落ちてあっさり取れてしまう様子。たぶん新品液晶なら動画のように問題なく外れると思う。う~む、割れたり傷があるから交換したいのだが。
 

これはもう無理…と諦めかけてたが、YouTubeの交換動画を見ると液晶を外した本体の液晶がハマる部分をアップで見ると垂直のようす。ガラス液晶が入り込む溝がなくて粘着性の防水素材で貼りついているだけっぽい。

 

ならば薄手のスクレイパーで何とかなるハズ。

 

 

工具箱には愛用のステンレススクレイパーがあるのだ。これは本来コーキングを成形したりするものだが、かなり薄くて少ししなる柔軟性があり、ガスケットやガラス面などに付着したものを剥がすのに重宝している。長年使っているので、角は直角ではなく適度に丸みを帯びて柔らかい素材でも傷つける心配もない。

 

 

↓スクレイパーはあっさり刺さった

 

↓少しづつこじる

出来た隙間にはキットの爪を入れて保持。

 

↓ちょっと開いた

糸を引いてるのが防水素材。

 

↓さらに開く

 

↓動画を見ながら付属工具でネジを外す

秀逸なのが、開いた本体の向こうに見えるマグネットシートで、外したネジをそれぞれの対応場所に置いて磁着させて管理できる。エンジン分解するときにも使うテクニックで、これは気が利いているし非常に実用的なのだ。工具はネジの形状に合わせて赤青黄色の3色で色分けされてて非常に分かりやすい。吸盤は役立たずだったが、この2点だけとってもお勧めできる。

 

↓完全に外せた

 

↓防水素材を剥がしていく

内部部品を傷つけないよう拡大鏡で見ながら作業。

 
画像は取り忘れたが、防水ゴムもシート状になっているのが付属している。ちょっと細くて心配だが、液晶面と本体ケースの間にキレイに挟み込めば大丈夫だろう。細くてすぐにくっついてしまうので、この作業は少し難しかった。防水機能が不要な人は省略できると思います。
 

 

↓液晶交換後に元通り組み立てて完成

保護シートも付いてたので張り付け。右手に一か所だけ空気が入っちゃった。

 

 

販売ページでは簡単に作業できると盛んに宣伝していた。何度もやっている人なら確かにその通りだろうが、初めての人にとっては簡単ではない。

ひとつ躓くとコツがわからず断念する人も居ると思うので記事にした。吸盤がダメでもスクレイパーで何とかなります。

スクレイパー使用上の注意点は、深く差し込み過ぎないこと。内部をみれば解ると思うけど、非常に繊細です。10万円くらいするのは納得できる作り。さらに壊さないように注意されたし。

 

 

総じて、

[器用な還暦老眼おやじ]<[不器用だけど目の良い若者]、に向いている作業やね(笑)

 

 

ご参考に。