今回は塗装前の事前準備編。
まず取り掛かったのが、塗装のためのブース(と言うほどでもないが)つまり作業場の確保。
今回全塗装に使用するのは車用の水性塗料で本来はローラーや刷毛で塗れる塗料を使用する。
去年の暮くらいに購入していたのは…
↓株式会社タカラ塗料のCAR PAINT
バイクも塗る予定の私はミニのくせに4Lを注文したが、車に合わせて色や容量を決めてください。
自家塗装で最も気になるのがご近所迷惑で、油性の塗料はかなり強い匂いがするのだ。シンナーも大量に使うため火気はもちろん安全性にも気を付けないといけない。
水性塗料のため匂いはほとんどしないが、私はハケ塗りではなくガンで吹き付け塗装するので仕切りがないと塗装の粒子を飛ばしてしまいご近所に迷惑をかけるだろう。また、出来たばかりのカーポートを汚したくないとの思いもあった。
事前に考えてたのは本職がやっているような透明ビニールシートをビームスから垂らす方法だったが、全周囲うと使い捨てするには惜しい金額になるので却下。ブルーシートを使うことも考えたが暗くなるし一人で張り付け作業するには結構大変。
あれこれ探してみると良い物を見つけた。職人さんが仕事の際に使っている養生シートでマスカーというもの。マスキングテープに極薄のナイロンシートが貼り付けてあり、このシートを広げるとものによって3mもの長さを覆うことができる。
ホームセンターでも売っているが、欲しかった3mの物が無い。塗装用のクラフト紙がついているマスカーと合わせてモノタロウで購入。
↓マスカーで塗装ブース作成
カーポート屋根のアルミサッシにマスカーを貼り付けていく。垂らしてるだけだが頼みもしないのに家の外壁に張り付いている。静電気のおかげで固定せずにすみ助かった。
↓通り側はビームスに貼り付け
一部を重ねたうえ、斜めに開いて出入りできるように工夫した。
↓3方向を張ったところ
↓奥のバイク側も張って全周を囲った
ブースができたからには早く塗装がしたい所だが、塗装は下地作りが一番大事と言われている。特に今回は下塗りせず、いきなり本番の塗料を吹くので念入りにやりたい。
引き続き下準備に掛かる。
↓まずステッカー剥がし
このステッカーは車を購入してすぐくらいにヤフオクで購入して自分で貼っていたもの。もう劣化してボーロボロ。かえって剥がしにくかった。
↓別色に塗装予定のメッキパーツなど外す
ボロボロだったオーバーフェンダーはバキバキ音を立てて引っぺがした。結局ボンネットも外した。
↓運転席側右下
塗装を剥がすとビックリするくらいの穴が開いてた。これは成形後。
↓後輪タイヤハウス下
ここにも穴が開いてたが、これはパネル交換の必要があるので今回はサビを取ったあとパテで埋めることにした。他にも左ドアの下も錆が出ており削り取ってパテ埋めしている。
↓ボール紙で型取り
この穴はさすがにパテでは誤魔化したらアカンやろ。溶接修理することにして、まずはサイズを合わせて鉄板を切るための型を作る。
↓0.8㎜ボディ鋼板を切り出す
ちゃんと合わせたはずなのに足らんやないか!
↓溶接
ヘタだなー(笑) 普通に溶接しようとしたら却って穴が大きくなってしまったので、点着けを繰り替えして繋いでいく。つーか、0.8㎜をキレイに継げるなら職人になれます。素人はこんなもんなのってば!
↓グラインダーで削って成形
何度も溶接を繰り返していたので扉の下側が熱で反りかえってしまった。いやぁ失敗失敗。しかしどうしようもないので無かったことに…
↓パテ埋め
↓ボディ全面をサンダーで削る
塗装の乗りを良くするため足付けしたところ。粗目の180番なので小さな傷はここで取ってしまう。色が剥げているところは小傷があった部分。
↓使用したランダムアクションサンダー
実際にはホームセンターで購入したが、非常にお勧めできるのでご紹介。今は新型も出ているようですが、プロに人気のあるこの型も併売されてます。お好みで。
画像は取り忘れたが、メッキパーツも手作業で擦りまくり足付けしている。
本日はここまで。