今頃あけおめ。
およそひと月にわたって更新サボってたのは、何も出来事が無かったからではなく他の事を考えたくないくらい車に問題があったから。
ローバーミニは2月の初めに車検期限を迎えるため正月休みにいつも車検整備しており1月中には車検を通すのが常だった。しかし今回は思いの外重症で結論から書くと車検を切らせてしまうことになってしまった。
↓車検切れ予定のポンコツ君
きっかけは去年の秋口に大きめサイズのタイヤを入れたこと。足回りにボリュームが欲しかったのでネットで調べて限界の大きさのタイヤを入れてみた。
すると、ハンドルを切った際ホイールハウスの内側にタイヤの一部が干渉していた事で、初めて異変に気づいた。
↓馬で支えてる上辺りホイールハウスが削れているのがわかる
↓反対側の前部フェンダーも
潜って見てみるとエンジンや足回りを支えてるサブフレームとシャシーの付け根が割れて穴が開いていた。
↓パックっちょと見事な穴(笑)
↓場所が分かるかなー?
↓反対側も割れてる
↓支える部分は錆びてボロボロ
馬をかけてジャッキを降ろしたら重さでグズグズと崩れていった。こちらも貫通(笑)
見ての通りだが、以前からクラックが入っていたので前回車検の際テキトーに溶接修理していた所。再度傷口が開いただけではなく、さらに破損が広がり大穴になってサブフレームが車体側に入り込んだためタイヤが後ろに移動して当たってるらしい。
サビ割れしてるのはただの腐食で経年劣化。
そー言えば去年の秋からガタガタうるさい音がしてたなー、早く治してやればよかったなー。
今回はかなり難易度の高い修理になるため、繁忙期に入って休みも減った現状では期限までに完了しそうにない。
不本意だが今回はDIY車検を諦めて専門家に任せよう、ってわけでミニ専門ショップに溶接修理と車検の見積もりを依頼した。
1週間後に出してもらったのが以下。
↓見積もり
車検だけでもおよそ50万近い見積もりが出た。
この見積もりには穴の空いたシャシー修理は含まれないが、板金修理だけでも聞いていた15万程度では収まらず倍くらいになってもおかしくないらしい。つまり合計80万円(笑)まじか!
乗り換えを本気で考えた。
ミニが好きで他に乗りたい車が無かったので買い替えなど考えたこともなかったが、ここしばらく気になってる車があるのだ。スズキのジムニーシエラである。
(画像は(勝手に)お借りしました)
本当は軽ジムニーのサイズが良いのだが1500ccが欲しいのでシエラしかない。
久々に欲しいと思った国産車で、買い換えるならコレ以外に無い。
少し前のことだが、生徒の中に乗ってる人がいたので聞くと納車まで1年待ったそう。ふーん、人気なんだな。でもさすがにもう納期は早くなったろうと調べてみたらコロナのせいでやっぱり1年待ちの状況らしい。
200万円の金額もさることながら1年も車がないのはちと困る。
さて1年の納車待ちの間レンタカーやカーシェアリングなどで凌ぎジムニーを買うか。80万円出してミニに乗り続けるか。かなり悩みました。
お母さんは「壊れない車が良い」との意見で買い替え推進派。基本的にはケチだが出すべきお金は出してくれます。
さーて、どうしよう?
80万円出してミニを治せば良いのかも知らんが、一時的に良くなってもどうせすぐに壊れる(笑)
そんなに掛けてまで修理する値打ちがあるかは疑問だが、1300ccのキャブクーパーは数が少ないのは確かで、お店の人曰く「探してる人も多いからあと5年もすればもっと価値が上がりますよ」とのこと。
私はミニが走ってて楽しいから乗っているのであって、希少価値があるから乗ってるのではないし多くのミニ乗りのようにオシャレのつもりでも無い。(そもそもこの車は、なかなかにハードボイルドな車で婦女子向けではない)
クラッシックカーとして大事に保管する気もなく自分で治せる実用的なスポーツカーのつもりでガンガン走らせている。だからヘーキで10年以上洗車してない。
まあ、老骨にムチ打てば穴も開きます。
しかし価値があるなどと言われると廃車にするのが惜しくなる。車庫ができたら塗装してやろうと思ってた事もある。軍用車風にしたいのだ。
何より古女房に対するのと同じ愛着があって捨てるに忍びない。
何とか自分で直そうと考え直した。
ここまで約1ヶ月(笑)
今回は期日内の検査受けを諦めて溶接修理をしてから再車検に挑むことにする。
作業についてはまたご報告しましょう。
まあ、乗れるようになるのは春先かな〜