シューズクローゼット湿気対策の検討 | シャア専用ZERO-CUBE戦記

シャア専用ZERO-CUBE戦記

従軍5年の中堅となったシャア軍曹は曹長に昇進しました!
還暦夫婦が建てた企画住宅ゼロキューブのブログ。自らシャア専用と名付けた赤い外壁の住まいに関する出来事について(たま〜に)ガンダムテイストを交えながら書き記す、親族への報告と忘備録を兼ねた全記録。

ゼロキューブのシューズクローゼットには換気扇がついていない。それどころか玄関周りに一切ない。

 

24時間換気が義務付けされて家のどこかで換気扇を回し続けないといけないなら最初から湿気がこもりやすい部屋に標準装備する方が合理的だと思う。もちろん我がシャア専用ZERO-CUBEにも標準の2階廊下のほかに浴室(乾燥暖房換気扇)と洗面脱衣室にそれぞれついているが、シューズクローゼットにもつけておけば良かったなと思っている。

 

というのも、入居間もなく標準のシューズクローゼットでは靴の匂いや湿気がこもりやすく濡れた靴が乾きにくいことに気付いたから。

 

式台のある我が家の玄関ではこのシューズクローゼットの扉下に標準よりかなり広い40cmほどの隙間があるが、ここから湿気が抜け出るだけでは乾燥しにくいようす。これは玄関周りには吸気も排気も含めて換気装置が無いから。おそらく標準の隙間ではもっと抜けにくいだろう。

 

せめて玄関横の滑り出し窓を開ける事が出来る晴れのときは時々扉を開けて外出するようにしている。しかしその場合、家に帰ったとたんにシューズクローゼットの消臭剤(も在るが、湿気取りに炭を置いている)の匂いがすることになる。

 

扉を閉めているときはあまり感じないので、開けたいが開けられないジレンマがある。

 

 

 

↓シューズクローゼット下の隙間

標準は20cmほどだと思うが、式台の高さぶんが加わって下の隙間が開いたらしい。

 

 

 

 

以前からこのシューズクローゼットの湿気を何とかしたかった。

 

一番簡単なのが壁に穴を開けて換気扇をつける事だが、玄関横がシューズクローゼットであるため当家の特徴となってるガルバ面に穴を開けて排気することになってしまう。玄関扉の横に黒い排気口カバーがつくことになるので、これは避けたい。

 

 

 

 

そこで目立たないことを前提に他の方法を考えてみた。

 

 

①シューズクローゼット奥に穴を開けて換気扇をつける

奥の床近くのタイル部分に穴を開けて換気扇をつけ床下に排気する方法。壁の中にトイレの電源が来てるので電気は取れるハズ。

 

↓奥のタイルと横板の辺りに換気扇をつける

 

床下は基礎パッキン工法にて常時空気が流れているのでここに排気しても問題ないはず。

この案が一番魅力的だったが、古い写真を調べてみるとちょうど換気扇を取り付けたい位置に基礎があった。コンクリート用のホールソーを購入すればDIY出来そうだが、基礎に穴を開けるのは躊躇われる。これは却下だな。

 

↓玄関周りの基礎

赤がシューズクローゼット黄色がトイレ、●部分に穴を開けると換気扇を付けられるが…

 

ん~、残念!

 

 

 

②トイレ換気扇で一緒に換気する

シューズクローゼットの奥にもう一枚壁を設けてその間に空気層を作り、トイレ奥の壁に開けた穴から吸い込ませてトイレ換気扇に’あいのり’して換気する方法。

 

↓トイレ両サイドが物入れになってて開けられる

 

↓右サイド

作業する広さは十分にある。なんとかドリルにホールソー着けても入るだろう。

 

↓左サイド

こちらは電源があるため微妙。

 

 

 

 

壁をもう一枚作るのはトイレの音対策。直接トイレとシューズクローゼットを直結してしまうと、玄関に客がいる時にトイレの音が聞こえてしまう恐れが強い。なので壁を設けてトイレ下部とシューズクローゼット上部に通気口を開けて距離を伸ばし、音源を遠ざけることで減音する。

 

上部の通気口から湿気が抜けるのかが課題だが、湿度の高い空気は上昇するはずなので理論的には上部の通気口が適しているハズ。

作るとしたらおそらく2×4材と石膏ボードで作ることになるが、もう一枚壁をつくるとシューズクローゼットがその分狭くなり収容力が落ちるのがデメリット。

 

そこで”あいのり”第2案。

よくよく古い写真を見るとシューズクローゼットとトイレの間は石膏ボード+2×4材+石膏ボードとなっている。その間には空気層があることになる。これを空気の通路に使えば良いじゃんよ。

 

 

↓壁の向こうはトイレ

 

 

 

この手前に石膏ボードが打たれてクロスが貼られているだけ。それぞれに通気口を作れば通気口①→通気口②→トイレ換気扇の順に湿気が流れて換気できるのではないかと思う。そしてシューズクローゼット内部の一番上に通気口①がくることでトイレの音も漏れにくいだろう。

 

↓トイレあいのり換気計画、第2案

 

 

当然、この換気計画でキモになるのがトイレの密閉度。

 

通常トイレの換気扇はトイレ扉の隙間から流入した空気が換気扇から排出されることによってトイレの匂いを吸い出している。そのままでは扉隙間からの吸気量が多くて遠い位置にある通気口①から吸気されるのは難しいだろう。しかし幸いというかこれも想定しての事ではあるのだが我がシャア専用ZERO-CUBEのトイレにはトイレ扉にスポンジなどで音漏れ対策をしている。

 

トイレの音がリビングに響く件について その②

 

 

 

これだけでも結構密閉されていると思ってたが今回の計画のために蚊取り線香を炊いて空気の流れを見てみると、まだまだ扉の隙間から空気が行き来していることが分かった。(画像撮り忘れ)

そこでまたもや隙間風用スポンジで周囲ぐるりを埋めてみた。

 

ハンドル側の隙間には元からクッションが有るが目で見える隙間があり結構風が入っていた。そこで元からあったクッションの下に更にクッションを挿入。

 

 

↓片方浮いてるので挟み込んだ

 

↓扉の下

以前張り付けた隙間テープの更に内側に隙間スポンジ。

 

 

↓扉は引き上げれば簡単に外せる

 

 

 

 

 

しかーし、クッションゴムの厚み分出っ張ることで扉が完全に閉まらなくなってしまった。密閉するわけだから若干押し付けて閉めるのは覚悟してたが閉まらへんがな(笑)
ドアラッチの位置を少しずらして対応。硬すぎず隙間の開かないところを探す。
 
 
 
↓ドアラッチの調節
上下のネジを緩めて奥の+ネジを左右に回して位置を調節。ネジを締めなおして固定するだけ。

 

 

 

 

空気流量は測る方法を持たないが、音量は以前測ったことがある。密閉すれば確実に音量は落ちるのだ。

dbメーターにて効果のほどを確かめてみた。

 

 

↓音量測定

 

 

 

 

 

う~ん。

以前の記事と比べると結果は1〜2dbの違いで音量では微妙だった。誤差の範囲だろう。

しかし明らかに扉開閉のさい抵抗を感じる。一番隙間風が多かった扉の下は手で感じる空気の流れが明らかに減っているし、開け閉めするたびに便器内部の水面が気圧変動のため上下するのはハッキリ見て取れる。

 

効果ありと判断していいだろう。

 

 

これを前提として②トイレ換気扇で一緒に換気するの第2案でいくことにする。

 

本当は今日完成させるつもりだったが、石膏ボードに穴を開けるためのホールソーを買いに行ったら欲しかった10cm用が売ってなかった。ホームセンターはまあ仕方ないだろうが、頼みのアストロプロダクツにもなかったので仕方なくネットで注文することに。

 

次回は届いたホールソーで実際にトイレ奥の壁に穴を開けて換気口を完成させたい。

 

 

 

 

次回予告!

「シューズクローゼット換気DIY作戦」

 

乞うご期待。

 

 

↓その実際のDIY作戦はこちら