まーた音ネタです。
ローコストのくせに気密性がそこそこ高いらしいゼロキューブでは、カラオケの音が外にあまり出ていかない…のは前回お伝えしたとおり。
気をよくして、勉強したことを参考に「トイレの音がリビングに響く件について」についても対策っぽいことをしてみようと思った。
去年から取り寄せていた扉の気密性を高める隙間シートを扉下に貼り、残りの周囲を隙間テープで囲って密着させようという作戦。
使用したのは以下のもの。
↓茶色がシリコンの専用品、グルグル巻いてあるのがスポンジ付きの隙間テープ
↓こんな風に貼った
物は試しの今回は"目立たない防音"がテーマ。
↓事前に測っておいた対策前の状態
通常の状態では平均50db程の音量のようだ。
意外に思ったのは、薄っぺらい扉一枚でも25dbもの音量を抑えていること。
↓対策後の状態
音漏れ対策の後、平均45db程度の音量となった。
数値の上では5dbの消音に成功したことになるが、実際に聞いてみると「やや小さくなったかな~?」という程度であり、期待したほどの変化ではなかった。
【思ったほどの効果がなかった原因】
・完全に音源を密閉できてない(密度の低いスポンジでは音が抜けてしまう)
・軽い木質扉では音を外部に伝えてしまう
・音がトイレ内の狭い空間で乱反射している
などが考えられる。
これ以上の防音を実現するためには
① 完全密閉するために防音扉を使用する
② 重い扉を使う(質量があると音を伝播しにくい)
③ トイレの内側or外側にもう1枚ドアを付けて2重扉にする
④ トイレ内の壁に吸音材を貼り付ける
等の対策があるのではないか。
①は大幅な加工が必要で入居間もない現状では躊躇われるが、おそらく可能だろうとは思う。
②は大きな厚い板(厚手の合板等)を扉の内側に貼り付ければ可能だと思うが、重量が増える分ヒンジを強化せねばならないだろうし。ちょっと使い勝手がよくない。
③は日常使いのトイレ扉としては使い勝手が悪すぎて非現実的。しかし、キッチン横の廊下に壁を設けて扉を付けるのは実現可能で非常に効果があると思える。難点は廊下の窓をつぶすことになり暗くなるうえ風の通り道をふさいでしまう事。
扉ではないが、次善の策としてトイレ扉の内側に遮音カーテンを吊るす方法も考えられる。製品や使い方によっては密閉度も上がり、いくらかの遮音が期待できるだろう。
④については未知数だが、やる価値はあるかも。
現状では引き渡しを受けた素の状態のまま現在に至っており、掃除しやすくという事で内部には一切の敷物がなく防水床材のみ。周囲は石膏ボードにクロスを貼っただけの状態であり、音が反射されやすい部屋と言える。
密閉(遮音)が難しいなら音を吸収して小さくしてしまうという考え方で、理にかなっていると思う。音量自体が小さくなれば当然漏れ聞こえる音も小さくなるハズ。吸音材の性能次第かな。
さあ、どうしたものか。
しばらく考えてみるが…
⑤の”あきらめる”が最有力候補ではあります(笑)