ゼロキューブ歴1年の感想 | シャア専用ZERO-CUBE戦記

シャア専用ZERO-CUBE戦記

従軍5年の中堅となったシャア軍曹は曹長に昇進しました!
還暦夫婦が建てた企画住宅ゼロキューブのブログ。自らシャア専用と名付けた赤い外壁の住まいに関する出来事について(たま〜に)ガンダムテイストを交えながら書き記す、親族への報告と忘備録を兼ねた全記録。

 

ゼロキューブに住み始めてちょうど1年が経った。

 

1周年の節目でもあり、季節を一巡りしてみないと判らないこともある。

今後家を建てる方の参考となると思えるので、後悔というほどではないかもしれないがもっとこうしておけば良かったなと感じたことを中心に1年が経過した住人としての感想を。

 

 

 

 

 

 

外観的な問題

 

 

・パラペット

シンプルな形が気に入ってゼロキューブを選んだから窓位置など外観デザインにはこだわって建てた。だからこそ真四角のサイコロ状に見えてほしくてパラペット(屋根周囲の立ち上がり壁)は標準のままにしておいた。

しかし、後日外構が始まって気づいたが、結局は樹脂フェンスが隠すので家屋は全部見えるわけではない。あまり真四角にこだわらなくても良かったかな。パラペットが無ければ10万円くらい安くなるうえ、ただの片流れ屋根のほうが雨漏りのリスクが減るはずです。

 

実用性を重んずる人は外したほうがよろしい。

 

 

・玄関扉の色

玄関は自然木の風合いと色のパイン扉を選んでいた。夫婦で意見がピタリと一致した製品であり、オプションのアイアン調ドアハンドルも標準で付けてくれるので迷うことなく決めたもの。単体で見るとドストライクの好み。

 

しかし全体としてみると、家屋の色バランスからしてもっと濃い色の方、例えていうなら樹脂フェンスみたいな色の方が似合っていたなと思っています。

 

 

・玄関ポーチ300タイルの色

元々玄関内部のグレー柄と同一だったのだが、階段を広げたこともあってタイルが足りないので色を変更して欲しいと言われ、即納できる色から選んだのが現状の白いタイル。まあ単体ではキレイだが我が家の色バランスからすると車庫と同じグレー系の方がマッチしていた。

 

少し浮いた印象なので、やや派手な玄関に感じるのと白は汚れが目立ち、やたら掃除したくなる。

ズボラさんにはグレー系をお勧めしておきます。

 

 

・塀のCB

樹脂フェンスを支えるコンクリートブロックがいかにも安っぽい。

 

当初は金網のPCフェンスを設置するつもりで、このフェンスなら無垢のCBが似合うだろうとの趣旨だった。しかし、PCフェンス→樹脂フェンスに変わった際に忘れていたため、そのまま安っぽいCBの上に結構値段がする樹脂フェンスが乗る事になってしまった。

せめて化粧ブロックを使うべきだったな。

 

 

・きちゃない擁壁

旧宅が建っていた場所から宅盤を下げてはいるが、周囲の擁壁はそのまま。これが小汚い。

高圧洗浄機で一度洗ったが、新品コンクリートの色にはなるハズもなくきっちゃないまま。

これを隠すべく、何らかの蔓性植物のグリーンで覆いたい。

アイビーが有力だが、上から(フェンスのコンクリートブロック側)落としていくのか、下から這い上がらせた方がよいのかが判らん。

 

 

↓こんな感じが希望

淡いグリーンが良いと思ってたが、こうやって見るともっと濃い色の方が似合いそうだな。

 

車庫側の擁壁も一部アイビー化した方が良いかな?

樹脂フェンスまで覆うとやりすぎ?

 

 

↓うっかりしてるとこうなる

 

 

ぎぃやぁ~~~~!

 

もう少し勉強が必要なようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

吹き抜けが明るすぎ?

お伝えしているように我が家のリビングダイニングの吹き抜けには大窓が二つある。

メチャ明るくて日中は照明要らずで、冬は暖かさももたらしてくれる。半面これからの季節には内部温度を上げる効果が強くなりすぎる。

 

本格的に暑くなる前にこれを何とかすべく、ベランダに日よけを検討中です。

キャンプの際に使うタープテントを張るつもりで、暗くなりすぎず日差しを緩和できるものを物色中。

 

 

 

テラスの使い勝手

本来+BOXに付属するウッドデッキはアラカン夫婦には無用の長物なので屋根付きのコンクリートテラスにほぼ等価交換してもらっている。

 

普段は洗濯干し場で雨降りにはデブさんの遊び場となり、時にBBQ場となる。

雨に弱いZERO-CUBEにとっては屋外で雨を避けられる希少なスペースとなるので非常におすすめできる。

長雨の梅雨でも窓を開けて空気を入れ替えることが簡単。

 

 

ウッドデッキの場合も、そのままだと数年で腐るそうだが屋根を付けると長持ちするかもしれない。

オシャレからは程遠いがね。

 

 

 

ベランダの使い道がない

テラスは使い勝手が抜群だが、 ベランダは本当に使わない。一年経ってもお母さんがたまに客間の布団を干すときに出るくらいで、数回しか使ってない。

普段は存在を忘れているので、先日掃除したら去年のセミの死骸が出てきたほど。

 

 

一応外部電源は付けているので、今度ベランダでホットプレート焼肉をする予定。あるいは夏はビアガーデン?

いずれにせよ無理やり感はあるが、持ち運べるガーデンテーブルセットを購入済み。いずれご紹介。

 

+BOXやガレージの人は自動的にベランダがついてくる。みな何に使っているのだろう?

物干し場として使ってる人が多いとは聞いてるけど、1階で洗濯したものをわざわざ2階に乾しに上がるのかしらねぇ。

 

 

 

 

勝手口は不要

シャア専用ZERO-CUBEでは通常洗面脱衣室に装備されてる勝手口を廃している。

旧宅の経験上使わないことが判っているからだが、一年経っても必要性をまったく感じない。

 

 

洗濯物は南に面したテラスにリビングを通って干しにいく。西側に向いた洗面脱衣室に勝手口があっても邪魔なだけ。

25万円くらい節約できたし、やっぱり無くて良かった。

 

もっともこれは我が家の場合。

例えば標準のゼロキューブで物干しを洗面所側に設けた場合は必要だろう。

 

 

ときどき遊びに来たお母さんの友人に、燃えるゴミなどはどうするのか?外部のゴミバケツに入れないの?と聞かれるそう。普通は勝手口の横に置いたポリバケツに燃えるゴミを一時保管してから捨てるものらしい。ふ~ん。

 

我が家では昔から犬が居るので屋外に置いておく習慣がない。

生ゴミなど燃えるゴミは週2回も回収がある。腐るほど溜め込まずマメに回収に出せば済む話。捨てるまではフタ付きのBOXに入れているから匂いもない。

 

勝手口がなくても何も困らない。

 

 

 

6帖納戸の使い勝手

 

 

抜群!!! 

 

↓置き場に困ったらとりあえずココ

この右手奥には五月人形とひな人形が一式あるが、まだまだ余裕あり。

 

 

 

カラオケルーム

子供たちが独立したあとは部屋が余っていたので、旧宅でもカラオケルームを検討していた。

 

今と同じ角部屋に位置する四畳半の部屋内側全面に防音材を張り巡らせて、カラオケルームにする計画があったものの実行する前に家を建て替えることになった。

もちろん最初から防音室を検討していたが完全な防音室は金額の問題でなかなか敷居が高い。

 

結局そのまま空き部屋として収納なしで作っただけだったが、おうちカラオケ程度ならば充分の防音性能があるのは既にお伝えしたとおり。

 

 

 

もし本格的にピアノやバンドなどの音楽をやる人や近隣と軒が近い地形のお宅であれば、防音を主目的としたトリプルガラスの樹脂サッシにする、吹き付け断熱にて床面含めた部屋全周を覆うなど最初から少し手を入れるだけで充分使えると思います。

 

 

 

 

ドッグラン真砂土しあげ

これは何度も書いた通りもう完全に後悔している。外で犬を飼う予定なら絶対にお勧めしない。

 

犬は穴を掘るのが好きなので土の面を残した方が喜ぶだろうが、家に被害が及ばない部分に限定すべき。これから犬を選ぶお宅ではまず芝を張って根付いた後に犬を飼いましょう。剥き出しだと犬が土を掘って飛ばしまくり家が汚くなるぞ~。

 

 

そしてコンクリートブロックなどで犬が走る場所を囲っておくことをお勧めしておく。

 

 

我が家は少なくとも2段のブロック40cmがドックラン全周を囲っているので通行人に泥を跳ねたり小便を掛けたりする心配はない。

短足デブさんは2段のブロックあればそれ以上高く小便を飛ばすことができないが、脚の長い犬種の場合はもっと高くしないと通行人に迷惑かけるかも。

 

まあ、もっとも最近では家の外で犬を飼う人の方が少ないような気がする。冷暖房完備の家の中で犬を飼うなど我が家では絶対にしないがね。

外で泥にまみれて冬は寒さに震え夏は暑さでグダる生活をするのが犬にとって自然だと思うのです。

 

 

家を汚されると腹立つが、それでも我が家にデブさんは欠かせない存在。

住人がアラカンかつ仕事で不在がちの家のため、デブさんの任務は防犯なのだ。

 

泥棒よけのためにデブさんは今日も走って走って吠え倒す。ちゃーんと仕事をしております。

 

ペットじゃないよ、同居犬です。

 

 

 

玄関周りの設計

当初の希望で犬が家の周りを周回できるようにする、というものがあった。

これを実現するためには犬が外に出ないようにするための門柱と門扉が必要だが、当方の宅地の現状から安価に2台分の車庫を用意するためとゼロキューブの形状などから車庫を縦列方式にすることになった。これが原因で最終的には玄関の位置が決まり、この玄関と道路との距離から一般的な門扉が付けられなかった。

 

 

今となって考えれば、そもそもゼロキューブに門扉は似合わない。デザインを重視した家なのでオープンな形状である玄関が多いハズ。

 

もっと違う形状の家を選んだら良かった…と後悔すべきかもしれないが、現状の家に満足しているのであまりそうは思わない。

無いなら無いで犬が周回出来なくてもぜーんぜん構わない。

 

 

しかしこの玄関周りの設計のおかげで以下の問題も起こってくる。

 

 

 

車庫に屋根を付けにくい

屋根が無いとバイクの整備がしにくい。工具をまき散らすので可能ならシャッターも欲しい。

 

この梅雨に備えて車庫に屋根を掛けてカーポートかガレージにしようと思って、倒産前のシミズホームに見積りを出してもらっている。縦列2台分のカーポートタイプで70万円の見積は決して高くはないのだろうが、車庫の内側に支柱が入るのが気に入らない。

 

旧宅では東隣との境にある擁壁に支柱を立ててカーポートにしていた。同様の方法で建てられるだろうと思ってたら、擁壁の上だと強度が不足するとの事で断られた。う~む20年は問題なく建っていたのだが?

 

 

元々車庫の内部幅は280cmあるので車の出し入れには充分。たまに乗って帰る自動車学校の送迎バス(15人乗りハイエースバス)でも余裕があるが、当家ではバイクを奥に入れてその前にミニを置く都合上、ミニの横を走り抜ける余裕が欲しい。

 

職業ライダーとはいえお母さんは人並みの腕前。

10cmほど出っ張っている電源や水道蛇口を避けて壁に寄せた車との横を125㏄スクーターで走り抜けるにはできるだけのゆとりが欲しい。実測で145cmの幅があるミニを出っ張りを避けて駐車すると現状で120cm弱の余裕があるが仮に20cm幅の支柱が入ると残りは1mほどとなる。必要最小限だろう。

 

それでも前向きに走れるスクーターなら簡単だが、バックで出なくてはならない(バックギアなどないので前から車庫入れ)Harley-Davidsonでは、いかに人より3倍運転が上手い私とはいえちとつらい。カウルやパニアバックも付いているからなおさらだ。床面に傾斜を付けているので頭から突っ込んで駐輪し下り坂を利用してバックすること自体は問題ないが、切り返しが必要になるとこのデカブツを支えるだけの体力がなくなってきている。

 

従って車庫内部(特に擁壁側)には極力柱を立てたくないが、変なのを作られても困るからきちんとした業者にお願いしたいと思ってLIXILのサイトから紹介受けたリフォーム業者を呼んで車庫の見積りをとる事にした。

 

 

3社呼んだうちの1社は柱が出る作りしかできないというからその場で断った。残りは半月以上返事がこない。催促すると1社が出してきたのが、アルミ支柱樹脂屋根のカーポートタイプで140万円、鉄支柱で造作するガルバ屋根のタイプで70万円以上のふたつ。いずれも3方を囲う壁やシャッターは無い。

予算の都合上ガルバ屋根タイプで造作してもらおうかと思ってよく聞くと、車庫奥に雨水溝がないのに雨を排水することを全く考えておらず車庫奥に垂れ流しとなる方式と判明。工具を置きっぱなしにできるように排水を工夫してくれと見積りの際に散々言ったではないか、ちゃんと聞いておけ。すぐに断った。

 

もう1社はひと月以上経つが今に至るまで返事すら無い。所詮こんな業界か。

 

 

どうしよう。

車庫から玄関にかけてカッコいいH型鉄骨のアングルを建て背後のガレージ屋根を支える方式でデザインを考えてはいるが、自分で全て作るにはやや難易度が高い。溶接機はあっても太い鉄骨をグラインダーでは切れんからな。

実際に(安く)作れる業者の人、連絡ちょーだい。

 

 

↓こんな感じ

 

 

当分検討をせねばならんので、この梅雨はもちろん夏の台風にも間に合いそうにはないな。

 

 

 

 

シミズホームが倒産した

 

やっぱり本来ならこれが筆頭に来るべきだろうが、書くのがヤーなので後回しにした。

 

信頼してシャア専用ZERO-CUBEを建ててもらった工務店シミズホームが1年を待たず倒産した衝撃は大きい。ジオン・ダイクンがザビ家に国を乗っ取られたのに匹敵する。キャスバル兄さんがグレるのも解ります。

アフターサービスが受けられないなどの実害もあるが、何よりこれから家について相談できる窓口が無くなってしまったことは非常に残念。

実際、ガレージの作り方を決めかねている。

 

まだお金を借りた親族や周囲にも倒産したとことを言えないでいます…、ううっ。

 

(ここで書いておるが(笑))

 

 

 

 

 


 

 

 

シャア専用ZERO-CUBE

完成への道のり

 

 

実はシャア専用ZERO-CUBEはまだ製造過程にある。

ジオングではないが、脚ならぬガレージが無くても住み心地に変わりないからあわてて完成させることもなかったのだ。

 

「あんなの飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ!」などと言いつつほったらかしにしてきたが、ボチボチ以下の脚…もとへ武装を施して完全体にしてやりたい。

 

  • グランドカバー完成
  • ベランダに日よけ&テーブル
  • 庭に倉庫を移築
  • ガレージ完成
  • テラスに目隠しフェンス
  • 庭にブドウ棚
  • 擁壁にグリーンカバー

 

↓完全体予想図

 

大丈夫か?これ(笑)

 

 

 

 

 

 

 

長くなったので一周年記念のグチは感想はこれくらいにしときます。

次回、完全体となったシャア専用ZERO-CUBEにてお送りする「ゼロキューブ歴2年の感想」を待たれよ!

 

1年先だけど。

 

 

 

 

[参考記事]