[ダイエット版]規格住宅建築費の節約術 | シャア専用ZERO-CUBE戦記

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従軍6年の中堅となったシャア曹長は少尉に昇進しました!
還暦夫婦が建てた企画住宅ゼロキューブのブログ。自らシャア専用と名付けた赤い外壁の住まいに関する出来事について(たま〜に)ガンダムテイストを交えながら書き記す、親族への報告と忘備録を兼ねた全記録。

 
HMと相談しながら、間取りを考えたり欲しい装備を検討したりしてるうちに企画住宅での節約術が見えてきたので書いておく。
 
 
以下にオプションの価格をそのまま書いてしまってたが、シミズホームさんがベツダイさんから怒られたようだ。マズかったらしい。
迷惑かけるのは本意ではないし、現在契約検討している方を混乱させる可能性があるので、価格部分に関しては修正を加えさせていただく。
 
ご迷惑かけた関係各位、ごめんなさいね。
 
やや反省し今後はちょっとだけ(笑)大人しくしよっと。
 

ゼロキューブ(企画住宅)建築費の節約術

 

間取りはできるだけ変更しない

企画住宅は一定の規格通りに施工されるからこそ、そこそこの住宅設備を持ちながらもローコストに建てることができるようだ。大量に同一の木材や建具等を仕入れることによって仕入れ価格を抑えることができる。これは施主にとってメリットである。
 
標準間取りで物足りない部分は、少し違うタイプの物が用意されていたり、間取りを複数用意したり、公式オプションを付け足すことで対応できるものがある。
実際にゼロキューブのシリーズではいくつものタイプが用意され+FUNのようなオプションを付け足す方式がとられている。
これらを取捨するだけで自分の満足する家になれば、それ以上の追加料金は掛からない。
 
ところが実際に検討を進めると、いろいろ不満が出て変えたい部分がでてくる。これは当たり前だろう。
おそらくゼロキューブは【30代のファミリーで夫婦と子供二人】を基準として設計されていると思われる。
当然ながら、この範疇から外れた家族にはしっくりこない部分があるのだ。
 
子供が3人だったり4人だったり、親と同居であったり3世代同居だったり、老夫婦と引きこもりの中年オヤジであったり、大型室内犬を10匹飼ってたり猫が100匹いたりする(しないか)
 
他の企画住宅は知らないが少なくともゼロキューブはこれに対応できる懐の深さを持っているようだ。間取りがシンプルで非常によく考えられており、7.3mスクエアの建物が入る土地があればそれぞれの家族に対応した家を建てることは可能だと思う。
 
問題なのはこのしっくりこない部分に変更を加えると料金の加算があることだ。新たに設計を加えたりせねばならんのだから当然かもしらんが、決して安くはない。
 
単価は当然ながら地域や代理店による差異が存在することになるが、当家を担当するシミズホームの例では1㎡の変更に対して(自主規制)万円の単価となっている。
 
当家の間取りはほとんど標準だが、リビングの向きだけ反転させてある。
 
イメージ 1
 
 
通常、玄関を入るとリビングに出るのだが、当家は玄関抜けるとダイニングに出てすぐ横が階段。反対がリビングという、画像のとおりの間取り。
この変更に伴う追加工事費が
 
1㎡単価¥〇〇,〇〇〇×3.31㎡=¥〇〇,〇〇〇
 
となっていた。
(これでは何のことやらさっぱり分からんな(笑))
 
計算が苦手なので3.31㎡の根拠が良くわからず高いのか安いのか不明だが、設計図の向きを変えるだけなのに変更工事が必要。材料費が高くなるとは思えないから、少なくとも割安感はない。施主からするとただの手数料であり、負担増。
 
 
なお、検討する人が多いと思われる吹き抜けを閉じる工事は2桁万円ほどは必要だそうだ。階段がある以上完全に閉じることはできないので防寒のためであれば効果は限定的だが、2階フリースペースを増やしたい方は参考にされよ。
 
 
このように少し変更するだけで追加料金が必要である以上、建築費を圧縮するためにはできるだけ標準間取りのまま変更しないようにすることだ。せっかくのローコストの意味がなくなってしまう。
もし公式オプションでも足らず大幅に加工しないと満足いかないときは他の住宅を検討してみてはどうか。ゼロキューブをはじめとする規格住宅ではなく、むしろ自由設計の注文住宅を積極的に選択すべきだと思う。
 
もちろん、デザインにほれ込んでお金を惜しまずゼロキューブを検討している人は大いに変更しまくってください。貴殿のような方が日本の経済を支えているのです。
 
 
ちなみに別物と言えるほど大きく変更した時と、まったく変更を加えなった場合とでも見積の
・設計料・図面作成・現場管理費 ¥450,000
に変化はなかったと思う。
ネット上では標準のままだと設計料が掛からないHMもあるように聞くが、同じゼロキューブを扱う代理店でもシミズホームでは何もしなくても設計料は必要らしい。
 
 
まあ、どこかで利益は上げんとね。
 
 

不要な装備は外そう

 
企画住宅は変更を加えると高くなると書いたが、実は逆にマイナスになるありがたい変更も多い。不要な物を外した場合は料金が安くなることがあるのだ。
典型が+BOXに付いてくるウッドデッキで、若い世代はともかく我が家には何の魅力もないが、思いのほか高価で外したその効果は大きかった。
 
 
我が家では以下の物を外した。まったく使わないからだ。
・ウッドデッキ  -(自主規制)円
・勝手口  -(自主規制)円
・2階6帖クローゼット×2か所 -(自主規制)円
・IHコンロ(施主支給予定のため) -(自主規制)円
 
外そうと検討したもの。(結局いずれも変更せず)
・洗面化粧台 -(自主規制)円
・パラペット -(自主規制)円
 
ウッドデッキを廃した分で屋根付きのコンクリートテラスにバーターできた。ほぼ同じ金額で6帖ある同じ大きさの屋根が付いた物干し場ができたと思っていただければ良い。これは割安感がある。
 
 
勝手口については本来は洗面脱衣室に付属している。ところが当家では元々リビングの南側に洗濯物を干したり犬が居たりするスペースがある。ここから出入りするので勝手口は不要なのだ。その為にリビングの窓は引き違い窓であり、一段下がってコンクリートテラスになっている。旧宅でも勝手口は全く使っておらず三和土はただのゴミ置き場であった。(よく見ると実家も全く同じ状態で使ってない)
 
なおかつ、これも思いのほか高かった。よく考えると玄関に準ずる装備であり、軒もいるし、照明もコンクリート階段も要る。高くて当たり前だ。
当家に不要な装備ほど高額であったのは却って好都合。二つで中型バイクが買えるほどである。
 
そら外すやろ。
 

見積り書はよく見て検討しよう

当初の間取りでは2階に来客用の寝室(主寝室8帖)と小さな納戸と6帖のホビールーム(カラオケすんねん)を作り階段を上がったところがフリースペースの予定であった。すげぇ広い空間をエアコン1台で暖房せねばならんなぁ、でも部屋余るから仕方ないなぁ、と考えてた。
部屋を減らすと安くなると聞いていたからだ。
 
なるほど一部屋減らすと数万円ほどマイナスになっていた。おお、そんなに変わるのだな。ああ、扉も減るからさらに減っておる。そうかそうか、ひと部屋減すとまとまった金額が浮くのだな。と思ってた。
 
何度か打ち合わせを重ねるうち、ふと気づく。
あれ、減った分だけ規格プラン変更料(確かに変更はしている)が加算されて合計金額はそんなに変わってないぞ。
 
1㎡単価¥〇〇,〇〇〇×4.14㎡=¥〇〇,〇〇〇
(さっぱり訳がわからん)
 
相変わらず4.14㎡の根拠はよく分からんが、寒くなるだけで大して変わらんならそのままで良いや。もとに戻した。
余った部屋は大きな納戸になった。
 
 
見積書はよく見よう。
 
 

建物の基本性能は落とさない

・樹脂サッシ→アルミサッシ
・吹付断熱→グラスウール
・オール電化→プロパンガス
・ガルバ外壁→トタン
・サイディング外壁→トタン
・シンプルキューブ形状→日本家屋風
 
うん、ゼロキューブじゃなくなる(笑) そして多分、維持管理費・生活費が上がると思われる。
 
可能なら基本性能に関わる部分は、コストダウンを狙わない方がよい。長期的に考えて、むしろお金を惜しまずグレードアップすべきかと思います。
 

結論:迷ったときは標準でオケ

 
 
 
何か思い出せば追記。