登場人物 梅(吉行和子・洋風) 亀(吉行和子・和風)
町の人々
( )はイメージです
第二話 姉妹の日常
亀さんが 6時に起床 ゆっくりと和服に着替えて 朝
の準備に取り掛かります 古い洗濯機で洗濯して 部
屋の掃除をし 2人分の朝食を作ります
7時に 梅さんの目覚ましがなって バタバタと 梅さん
が起きだして 洋服に着替え 食堂の椅子に座ります
亀「今日は お拾い物日和だね 日傘がいるよ」
梅「良い天気」だ 良い物が拾えると良いね」
亀さんは 玉子焼き 御飯 味噌汁 漬物等の和食
梅さんは 目玉焼き トースト 野菜ジュース等の洋食
9時頃になると 手押しのカートを出してきて 2人で
町へ出かけて行きます
町の人々は 捨ててある物を真剣な眼差しで見つめる
年老いた姉妹を気にもとめなくなっていますが 別の
所から来た人は不審に思ったりします
梅さん亀さん姉妹は ほぼ毎日 町中の捨ててある物
を物色して回り 良い物を見つけると大事そうに持ち
帰ります
2人は お拾い物 と呼んでいる 拾ってきたものをき
れいに掃除して 壊れていたら直したりもします
夜は その日あった事を語り合い お拾い物に名前を
つけ 台帳に絵と名前を書きます
テレビやラジオはありますが見聞きしません 世間で
起こる事に興味が無いかのようです
夜もふけて床につきます 姉妹の一日が終わりました
寝静まった家では 不思議な事が起こっています
お拾い物たちが 魔物と化して動き出し ザワザワと
騒ぎ 家全体が震えています
捨てられた物たちの叫びなのか 使われていた頃の
思い出を語っているのでしょうか