登場人物 梅(吉行和子) 亀(吉行和子)
赤いセーターの女の子(11才の美少女)
( )はイメージです
第三話 赤い毛糸
秋も深まった ある日 梅さん亀さん姉妹は いつもの
ように お拾い物探しをしていました
亀「今日は気に入った物がないね こんな日もあるさ」
梅「しかたないね 別の道を帰るか何か見つかるかも」
とぼとぼと小川沿いの道を歩きだしました 砂利道と
いうこともあり普段はあまり通らない道です
しばらく歩くと 梅さんが何か見つけました
梅「こんなところに毛糸の玉が 誰が置いたんだろう」
亀「う~ん 何かへんだねぇ 何個も置いてある」
梅「とにかく もって帰ろう 捨ててあるんだし」
10個程ある赤い毛糸の玉を 持ち帰ることにして帰宅
しました
この毛糸の玉は 二人とも気付いて無いかもしれませ
んが 下流の方から流れてきて 道から見える場所に
毛糸が自分で丸まって出来た玉だったんです
夜になって台帳に赤いクレヨンで絵を描き名前を記入
しました
壱万参千六百九十八番 赤い毛糸の玉
寝床に入った 亀さんは いやな予感がしつつも眠り
につきました そして 梅さんは なんの心配もなく
すやすやと眠っています
夜中の12時を回った頃 ガサっと食堂の方で物音が
しました 亀さんは その音に気付き怖くなって 梅さ
んを起こしました
亀「何か いるようなんだよ タヌキかイタチかな」
梅「じぁ そっと見てみましょう こんな所に誰も来る訳
無いし」 恐る 恐る 食堂のドアを開けてみました
ドアの隙間から 月明かりに照らされた何かが見えま
した それは 真っ赤なセーターを着た女の子がブツ
ブツ何かをつぶやきながら 編み物をしているところ
でした
しばらくして 女の子の編み物の手が止まりました
そして とても大きな声で叫びました 家中に響く
大きな声で
女の子「あ~ また あみなおしじぁ~~~~~」
二人は耳を手でふさぎました 今までで聞いた事の
無い声でした
声がしなくなったので 食堂の中を見てみると テー
ブルの上で大の字になって 女の子が寝ていました
梅さんと亀さんは これは夢なんだと思うことにして
寝床に入り寝てしまいました