■構造階級とは
火災リスクの低さ(建物の燃えにくさや耐火性能)に応じて、以下の3つの区分があり、火災リスクの低いM構造は火災保険料が最も安くなり、火災リスクの高いH構造は最も高くなります。
■M構造
M構造は、主に以下のいずれかに該当する共同住宅(マンション、アパートなど)が分類されます。
・鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)など、コンクリートを主要な構造材とする建物。
・コンクリートブロック造、れんが造、石造の共同住宅。
・建築基準法上の耐火建築物の共同住宅。
▼主な特徴
・耐火性
非常に優れています。
コンクリートなどの燃えにくい材料でできているため、火災が発生しても建物の倒壊や延焼が起こりにくいです。
・用途
共同住宅に限定されます(一戸建ては基本的にM構造にはなりません)。
・保険料:3つの構造級別(M・T・H)の中で最も保険料が安くなります。
■T構造
T構造は「耐火構造」と呼ばれ、M構造の次に火災リスクが低いと評価されます。
火災が発生しても、建物が倒壊したり、隣家へ延焼したりするのを一定時間防ぐ性能を持っています。
・鉄骨造やコンクリート造の共同住宅ではない建物(一戸建てなど)。
・主要な構造が木造であっても、建築基準法上の耐火建築物、準耐火建築物、または住宅金融支援機構が定める省令準耐火建物の基準を満たしている建物。
▼主な特徴
木造であっても、高い防火性能が認められればT構造と判定され、保険料を大きく抑えることができます。
■H構造
H構造は「非耐火構造」と呼ばれ、3つの構造級別の中で最も火災リスクが高いと評価され、結果的に保険料が最も高くなります。
・M構造、T構造のいずれにも該当しない建物。
一般的な木造の一戸建てなど、鉄骨やコンクリートを使わず、耐火性能の基準も満たしていない建物がこれにあたります。
▼主な特徴
従来の一般的な木造住宅はH構造に分類されることが多かったですが、
最近の高性能住宅では「省令準耐火建物」の仕様を満たし、T構造として扱われるケースが増えています。
ご自宅の設計書で「省令準耐火」の記載があるかを確認することが重要です。