今回は2026年において住宅ローンの「固定金利」と「変動金利」はどちらが得かを考えていきます。
■固定金利の状況
固定金利の代表格であるフラット35の場合は借入金額10割、35年ローンで
1月は年2.19%の金利です。
■変動金利の状況
三菱UFJ銀行の場合、1月度の変動金利は年0.67%です。
■今後の金利見通し
12月に日銀が政策金利の引き上げ(0.75%)を行いました。
また、固定金利は長期国債の金利を参考に決まりますが、現在2%を超える金利となっています。
今月にも日銀の政策決定会合があります。
先月に利上げをしている以上、1月の利上げの可能性は低いと思います。
とはいえ、政策金利が物価上昇率より低いため実質金利は低く利上げの余地はまだあるのも事実です。
最終的には今年の政策金利は1%~1.5%で落ち着くと思います。
■政策金利の予想の根拠
・輸入物価の上昇
食料自給率の低い日本は食料のほとんどを外国からの輸入に頼っています。
・エネルギー価格の高騰
アメリカによるベネズエラに対する攻撃や問題でしばらく原油は高止まりをする可能性があります。
現在情勢は落ち着いてはいますが、予断を許さない状況です。
・円安の長期化
政策金利を上げたにもかかわらず、円安が加速しています。
これは、高市政権による積極財政が要因の一つと考えられています。
以上のことから、為替を円高方面に持っていく必要があるため政策金利を上げると思いますが、
経済が過熱して、沈静化を図る良い金利上昇ではなく、物価高を意識した悪い金利上昇と思います。
そのため、政策金利を物価上昇率より低くすることで緩和的な状態を続けると考えます。
■変動金利がお得と考える根拠
・現状の固定金利と変動金利の差
金利差が1.42%もあり、総返済額で逆転する可能性が低い
■他の条件が同一だった場合の総支払額
(条件)借入金額8,000万円 借入期間 35年 元利均等返済を行う。また、変動金利については金利が一定だったとする。
・固定金利:114,608,267 円
・変動金利:89,768,281円
・差額:24,839,986円
■まとめ
新規に住宅ローンを借りる場合は、変動金利の金利を確認する必要があります。
融資時の金利は最優遇での金利を表示しているので、申込時の審査によっては金利が高くなることがあります。
固定金利と変動金利のどちらが得かを考える場合は、総支払額で考える必要があります。
今後、金利の上昇で差額(試算でいえば約2,500万円)を超える支払いになる可能性がどれだけあるかを考えて決定するのがよいでしょう。
次回は「元金均等返済」と「元利均等返済」について考えていきます。