しばらく獣道を進むと、突然、その子の姿を見失った。
スーと木陰に消える様な感じだった。

おれたちは、その子が消えたあたりを探したが、見つからない。
そしてもう少し先に進むと、獣道のわきに電信棒が建っているのを見つけた。
電信棒は木で出来ていたが、もう根元は腐っていて、しかも電線は通っていな
かった。

そして、その電信棒より先に古びた瓦葺の家があった。
おれたちはビビリながらもその家に行ってみた。
玄関の戸は半開きの状態で傾いていて、中は、腐った天井の隙間からさし
込む光で、薄暗いようだ。

半開きの戸から中を除くと、そこはいまにでも朽ち果てそうな家で、土間
から先に部屋が見えたが、そこには倒れた家具や、傾いたちゃぶ台があっ
た。生活の感じられないその家を見て、おれらは怖くなって、あわててそ
の場所から逃げ帰ってきた。

おれたちはその後、大人にあの場所のことを聞いたが、それによると、
あそこはナガレバサンという集落で、もう数十年以上昔から人が住んで
いないとのことだった。



おれが消防高学年の頃、ホタルの舞うような田舎の集落に住んでいて、集落の北
側には小さな神社があった。

神社にはちょっとした広場があって、錆びた遊具とかあったりした。
そこでかんけりとかドッチボールとかして遊んでいたのだが、時々、神社の倉庫
の裏からおれたちを見ている子がいた

年齢は5歳くらいの女の子で、服はいつも
ボロボロでサンダルをはいていた。
その子はおれたちが帰る時間まで、そこにいて、帰り始めるといなくなっていた。

あるとき、おれと数人の友達でその子のあとをつけてみた。帰る振りをして、すぐに
倉庫の方へ行って、倉庫の裏からつづく道に出て、その子のうしろをつけてみた。
道は舗装されていない、人が二人並べるくらいの道だった。やがて道は森に抜けて
獣道になっていた。



耳を澄ますとブランコのある広場の方から最初は・・・ギ・・ギ・・と錆付いた鉄のような鈍い音が

徐々にキー・キーと滑らかに動くような音になった
男2女2で来ていて当日まで仕事していた自分が起されてるのに、女Bが鼾かきながら寝ているのがイラッと
来たので叩き起こし、音を全員聞こえていたため自分が外へ出て確認することにした

外に出ると当然誰も居ないが何故か錆付いて動かなくなってるはずのブランコが激しく揺れている

テントに戻りその事を告げると3人はビビッていたが、自分は兎に角眠かったので就寝した

翌朝ブランコを確認すると、ヤハリ錆付いて動かない
とても不思議な体験


そのキャンプ場に初めて行った頃、友達の祖母が「アソコら辺は空襲の時に非難した人が沢山居た」と言っていたが、関係があるかは不明