昭和の子供なのだ! -65ページ目

あらえびす

珈琲を呑んでいたら

高田馬場の名曲喫茶 <あらえびす> が

突然、頭に浮かんだ

 

東京時代の18歳から20歳までの間は

西武新宿線 上井草の寮から上野黒門町の会社まで通勤してて

高田馬場が山手線への乗り換え駅

駅から早稲田方面へ5分も歩くと右に在り

変わった名前にひかれ、入ったのが最初だった

 

階段を何段か降りると、小さなテーブルに椅子一脚

それが通路を挟んで両サイドにあるだけの

うす暗くって、狭くって、縦に長いレイアウト

奥に大きなスピーカーがドンと鎮座してて

大音量でクラシック音楽を奏でている

客のほとんどが男で、音楽以外は何も聞こえない

 

黒ずくめで長い髪のウエートレスが

小声で注文を受けにくる

珈琲一杯百円、時間は無制限

ボクはすっかり気に入ってしまい

2年の間、足繁く通うようになる

 

当時、本採用になっての給料は 13000円

寮費を引かれ、社会人の必要経費を使うと

ほとんど手元には残らないっていう経済事情

 

寮は6畳に4人で、プライバシーがどうとかっていうレベルじゃなく

どこかで息抜きしてこないと・・・・・

といっても、遊びに使うお金なんて無い

< あらえびす > は朝から夕方まで居たって100円

会社の帰りの時々と

休日の、ほとんどはここで過ごしていたような気がする

 

高田馬場までは定期があるから交通費はタダ

それでも < あらえびす > の100円や、タバコが無い時は

寮の部屋を一通り回ってくれば (日曜休みはボクだけだった)

タバコの一本、硬貨の一枚が落ちてたりするんで

それを失敬し、本を一冊抱え

朝からいそいそと出かける (時効だよね)

それも無ければ、部屋で沈んでるしかない

 

お店に入ると、リクエスト曲を黒板に書く

高校時代に友人のMに無理やり聞かされた

クラシックの名曲を必死に思い出して書く

自分の曲が流されるまでは3~6時間は

待たなきゃいけない

本を読んだり、なけなしのタバコに火を点け

一服吸って丁寧に消し、吸っては消し・・・・

飽きたら、ウエートレスさんに

< ちょっと出てきます > と言って外へ出る

お金がある時は昼飯やパチンコに出たりもした

 

場所柄、深刻な顔でクラシックを聞いている暗い連中は

早稲田の学生が多かったんじゃないかと思う

インテリに憧れてた当時のボクは

無理して買った朝日ジャーナルなんかも時にはかかえ

加藤周一さんの羊の歌?だったかを読んで感動し

深刻で暗い顔をして仲間に入っているような

気分になっていた

 

20歳から会社は神田に移り、そこに寮も併設されて

以来、行っていない

 

大学紛争の直前の頃

彼女無く金無く居場所無くの、三無い男の

どーでもイイ話でした

 

そんなここんなを思い起こすと

昔は、金は無かったけど

余裕はあったような気がするなぁ、と

ゆるかったなぁ、と

 

 

因みに

あらえびす は銭形平次の作家・野村胡堂さんの

音楽評論の際の名前で、胡から戎、荒ぶるえびす

とした、というような事がメニュ-に書いてあった・・・・

ような気がします

アテルイみたいなもんでしょうか

 

追伸

PCで検索してみたら、出てました。1988年に閉店していました

映像がYOUTUBEでありましたが、ボクが行って頃のお店より

ずいぶん大きく広くなってまして・・・・面影がありませんでした

そりゃそーですね、50年も前の話ですから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恒例・秋のツーリング 10月16日

 

無事に朝を迎えまして

 

 

ガツガツ朝食を食い

 

 

同宿の方に集合写真を撮ってもらい

 

 

超人 K氏の案内で箸工房へ・・・・

全国の8割の箸は福井県で生産されていると

そーなんだ

サービスに徹してましたねぇ

 

 

男子用トイレの光景ではありません

真面目な顔をして、お箸の研ぎ出し中

各々、孫のお箸を購入していました

 

 

箸工房から数分先にある

東大寺・二月堂に送る お水取り鵜の瀬

 

 

 

 

 

 

河原の掃除をしている人たち

観光地じゃない・・・聖地っていうのか

こういう所は、こういう方々に守られてるんですねぇ

 

 

この後、R27で K氏とは左右に分かれ

富山組は敦賀で R8に入り

武生から北陸道に乗り無事帰還した・・・・はずです

 

わたしたちに来年はあるんでしょうか・・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恒例 ・ 秋のツーリング  10月15日

35年間続いてきた 当組合のツーリングも

今回が最後だというのに

参加人数はたったの8名

一時期は50名近くも参加してたのに・・・

 

近いうちに解散式を行い、

来年からは 元・組合という名前でひっそりと

ツーリングを続ける予定、生きているかぎり

老兵は死なず ただ消えさるのみかぁ

 

 

 

道の駅に集合、9時30分出発

 

 

越前海岸、海沿いの喫茶店

すっきり晴天、海はベタ凪

 

 

右端のスクーター、100cc

これで毎回、神戸から三国まで迎えに来て

小浜まで道先案内をする K

昔から鳥人、超人と言われてはいた

 

 

宿の屋上から観た 小浜、阿納海岸

 

 

とりあえず風呂に入る

 

 

月がのぼってきた頃

 

 

夕食

 

 

何を想う・・・・・・

夜の海岸に佇む、名も無く貧しく薄汚ない

寂しい哀しいジジイたち

 

この後、部屋呑みで気炎をあげ

9時半には爆睡してしまうのであった

昔は夜中の1時、2時までは騒いでいたのに・・・

 

 

                              

                       続く

 

一部、T氏の写真を使用させていただいてます