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 弊ブログを御覧になれば判る通り、間もなく他所への移転を余儀なくされる我がYahooブログは、我が国の現状を悲憤慷慨する記事に満ちあふれている。これは我が国の現状が左様な悲憤慷慨を余儀なくするほどの厳しい状況にあるからであり、「世が世なら」、そう、大陸は支邦も半島のチョウセンジンも我が国に仇為さないようなある種の「理想世界」であるならば、弊ブログには私(ZERO)の趣味に走った記事(例えば、A-1スカイレイダー攻撃機を解説した「便器以外は何でも積める」とか)を満載できたであろう。
 
 つまりは、弊ブログの「私(ZERO)の趣味に走った記事」と言うのは、「我が国安泰の指標」と言うことが出来る。
 
 であるならば、平成の御代が終わり、令和の御代が始まろうというこの時期に、「我が国安泰の指標」たる「私(ZERO)の趣味に走った記事」をアップすることは、意味・意義深いことである・・・・と考えることが出来る。(主として、呪術的な意味合いで、だが)
 

私は芸能ネタに疎い

 何度か書いている通り、私(ZERO)は芸能界や芸能ネタなんてモノに、トコトン疎い。流行歌なんか先ず聴かないし、「平成30年間で一番売れた歌」であるそうな「世界で一つだけの花」なんて偽善的で間抜けな歌詞(*1)は大嫌いだ。
 
 だから、「積極的に流行歌や歌謡曲を聴く」なんて事はしないが、それでも、極希に「我が琴線に触れる」歌や曲が、ないでも無い。
 
 どれぐらい「極希」かと言うと。この前に「我が琴線に触れた」のは「ウルフルズの”ガッツだぜ”」だったことから、その希少さはご理解頂けよう。序でに言えば「ガッツだぜ」を気に入ってCDシングル(ってところが、時代かも知れないが)も買ったが、その歌詞の情けなさに呆れ返って(*2)、その後ロクに聞いていない。
 
 そんな私(Zero)の琴線に久々に触れた曲が、動画引用している「Conqueror」である。

 
 
 「Conqueror」、訳せば「征服者」。「イギリス軍が戦後間もなく開発した重戦車の名前」でもあるが、私(ZERO)が気に入ったのは、そこでは無い。(*3)
 
☆Conquaror重戦車
イメージ 1
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 先ずは、歌では無く、動画の「踊り」が気に入ったのは、否定できないな。「艦これ」張りに擬人化された艦艇(*4)である帝国海軍重巡洋艦「愛宕」が、途轍もない(非現実的、と言って良いレベルの)プロポーションの肢体で踊る姿は、流れる黒髪(ココ、重要【敢えて断言】)共々非常に魅力的だ。「色っぽい」仕草もあるが(*5)、格好良い仕草との対比が美事で、これにその抜群の肢体を程よく強調する衣装(レースクイーン姿)がしっかりと華を添えてくれる。
 
 これは、作曲者による動画(多分)を上回る「愛宕嬢によるConquarorの魅力」である。
 

 
☆オリジナル動画IA公式 ライブ動画 https://www.youtube.com/watch?v=C3E5fb39xcs
 

<注記>

(*1) Only One ならば疑いの余地無くNumber Oneであるし、キャツ等が「美しい」と讃えている花は間違いなく虫媒花であり、「生存競争の(現時点での当面の)勝者として、戦いに勝ち、勝ち誇っている」のである。 
 
(*2) 「ガッツだぜ! Do the ど根性」とサビで歌ってるのが気に入ったのだが、その「ガッツ」の目的が「女とヤリたい」って・・・
 
(*3) 大体イギリス軍は、世界初の近代的戦車を開発装備したのだが、人類初の近代的戦車MkⅠ菱形戦車から現代のチャレンジャー2MBTまで、私(ZERO)的には「イマイチであれば見つけモノで、大概は”何じゃコリャァ”な戦車ばかり」なのである。
 パンジャンドラムで無いことに感謝すべきかな。まあ、あれは、戦車では無いが。でも無人戦車「ゴリアテ」に相通じるモノがあるコンセプトだぞ。
 ああ、Conquaror重戦車は、「イマイチレベルで済んでいる」方だな。 
 
(*4) アズールレーンという、「艦これ」の後追いゲーム、だそうな。
 
(*5) ”Conqueror”繰り返しの2回目、「両の拳を胸前で突き合わせるようにして、足を外側に跳ね上げるようなステップで前進」ってのが、個人的にはツボだ。 

歌詞の魅力。字面と絵面のギャップ


 その上で、今度は歌なのだから、当然「歌詞」が気になる。歌詞は英語だから、ある程度は聞き取れるし、検索すれば歌詞も判明する。

Conqueror 歌詞

Conqueror,Conqueror,

I'm taking the start as I open the book
Don't care if it's a draft I make my own rules
 
I'm an Untouchable target,cause I'm way far from you
I'm an unstoppable rocket going straight to the moon
I'm taking my chance cause life may be cruel
I'm no guilty for it and I got nothing to lose
 
Baby will you follow me for a ride in exstasy? Oh
Baby will you follow me for a ride in exstasy? Oh
 
Conquaror,Conquaror,Conquaror,Conquaror,Conquaror
 
How is it bad to charge at the light?
I got no brakes and I fuck all my doubts
 
I'm an Untouchable target,cause I'm way far from you
I'm an unstoppable rocket going straight to the moon
I'm taking my chance cause life may be cruel
I'm no guilty for it and I got nothing to lose
 
Baby will you follow me for a ride in ecstasy? Oh
Baby will you follow me for a ride in ecstasy? Oh
 
Conqueror,Conqueror,Conqueror
 
If you feel the same just let go Open your heart to a new soul
If you wait the day you'll be a hero just start it now,forget the zero
 
Conqueror,Conqueror,Conqueror
 
 Conqueror=征服者のタイトルに相応しい、と言うべきか、詳細は説明されないが推測すると、何やら「女王様」が「下僕たる男」を従わせようとしているようだ。「new soul 新たな魂」を与えるらしいから「服従の儀式」めいたモノが示唆されている。

 が・・・・作曲者のオリジナル動画も、愛宕嬢動画も、歌い且つ踊っている、つまり歌詞の通りならば「女王様」であるはずの女性が、愛宕嬢も含めて「全く女王様らしくない」のである。
 
 ココに、「下僕たる男を従わせようとする女王様」という歌詞と、「全く女王様らしからぬ歌い手兼踊り手(愛宕嬢含む)」と言う、凄まじいばかりの「ギャップ」があるのである。
 
 ま、そのギャップこそが「ギャップ萌え」って奴かも知れず、「ツンデレ」と同様に、ある種の「魅力」なのかも知れないが・・・私(ZERO)はさらに「行間を読む」のである。
 

解釈・ダブルミーニング

 鍵となる(と思われる)のは、タイトルでもあり、何度も繰り返されるConqueror(征服者)である。前述の通り歌詞の描き出すシーンでは「下僕たる男を従わせようとする女王様」こそが正にConqueror(征服者)であり、歌詞とタイトルは(一見)ピッタリ一致している、のであるが・・・歌の歌詞として繰り返されるのは、「Conqueror」であって、「I'm a Conqueror(我こそは征服者)」と言う宣言では無い。
 
 むしろ、単に「Conqueror」の繰り返しは、「呼びかけ」とも解釈しうる。この場合呼びかける相手は、歌詞に登場するのは(*1)Youだけであり、シーンからすると「下僕たる男」である。
 
 即ち、「下僕たる男を従わせようとする女王様が、その男に”征服者よ”と呼びかけている」って解釈が(一応)成立するのである。
 
 で・だ。この「下僕たる男を従わせようとする女王様が、その男に”征服者よ”と呼びかけている」と言う「一見矛盾した解釈」こそが、この歌詞の魅力であり、この歌を歌い踊る女性(ボーカリストとも、ダンサーとも言いかねるが)が「全く女王様らしからぬ理由」なのでは無いか・・・と想像・空想・妄想・解釈する訳だ。私(ZERO)は。
 
 この歌詞が描き出す女性(ってのは、まあ、女性が歌っているが故の断定なのだが)は他人にecstasyやnew soulを与えてしまうような強大な力を持っている(*2)。その強大な力を誇り、「下僕たる男」を従えようとしつつ、内心はその男に「征服される」事を望んでいる。「恋い焦がれている」と解釈すると、なお一層「味がある」かも知れない。
 
 それ故に、引用動画の愛宕嬢も、凜とした「格好良さ」と同時に「手弱女」と呼ぶしか無い色っぽさ、儚さを併せ持っており、その魅力を増している・・・・と、解釈できる。
 
 以上の解釈を踏まえると、上掲英語の歌詞は、以下のように和訳できるのでは無いかな。かなりの意訳であることは、「以上の解釈」から明らかであろうが。
 

<注記>

(*1) 歌詞自身は一人称の独白であり、他者はYouしか登場しない。まあ、複数のYouって可能性は、文法的には残っているが・・・それじゃ、「恋歌にならない」だろう。
 無論、この歌詞が、恋歌であるって保証は無いのだが。 
 
(*2) 後者は兎も角前者には、「強大な力」は必要ないかも知れないが。
 それに、The Bookは、必要なようだな。 
 

Conqueror 歌詞 和訳


Conqueror,Conqueror,
征服者よ。征服者よ。
 
I'm taking the start as I open the book
さあ、聖なる書を開いて始めるとしよう。
Don't care if it's a draft I make my own rules
書が不完全でも気にすることはない。我こそがルール。全てを支配する。
 
I'm an Untouchable target,cause I'm way far from you
我は遙かな高みにあり、触れること能わぬ理想。
I'm an unstoppable rocket going straight to the moon
我は止まること能わぬロケット。月までまっしぐらだ。
 
I'm taking my chance cause life may be cruel
我は、好機は逃さぬ。人生は残酷故、な。
I'm no guilty for it and I got nothing to lose
我は無垢である。故に何も失わぬ。
 
Baby will you follow me for a ride in extasy? Oh
汝、我が命に従うや?従えば恍惚を与えよう。
Baby will you follow me for a ride in extasy? Oh
汝、我が命に従うや?従えば恍惚を与えよう。
 
Conquaror,Conquaror,Conquaror,Conquaror,Conquaror
征服者よ。征服者よ。我が征服者よ。
 
How is it bad to charge at the light?
光に向かいて突進して、何が悪い。
I got no brakes and I fuck all my doubts
我を止められるモノなど無い。疑問なぞ、悪魔に喰われろ。
 
I'm an Untouchable target,cause I'm way far from you
我は遙かな高みにあり、触れること能わぬ理想。
I'm an unstoppable rocket going straight to the moon
我は止まること能わぬロケット。月までまっしぐらだ。
 
I'm taking my chance cause life may be cruel
我は、好機は逃さぬ。人生は残酷故、な。
I'm no guilty for it and I got nothing to lose
我は無垢である。故に何も失わぬ。
 
Baby will you follow me for a ride in extasy? Oh
汝、我が命に従うや?従えば恍惚を与えよう。
Baby will you follow me for a ride in extasy? Oh
汝、我が命に従うや?従えば恍惚を与えよう。
 
Conqueror,Conqueror,Conqueror
征服者よ。征服者よ。征服者よ。我が征服者よ。
 
If you feel the same just let go Open your heart to a new soul
汝、我に同意するなら、心開きて新たな魂を受け入れよ。
If you wait the day you'll be a hero just start it now,forget the zero
汝、その日に至れば英雄となれよう。さあ、今すぐ始めよ。過去の己なぞ忘れよ。
 
Conqueror,Conqueror,Conqueror
征服者よ。征服者よ。征服者よ。征服者よ。我の征服者よ。