私の大好きな沖縄。
将来、住んでみたい沖縄。
初めて沖縄に行ったのは20代の頃。
元々、子供の頃からあこがれがあったのだが
その頃勤めていた会社から行かせてもらえた。
間もなく那覇空港に到着する頃、飛行機の窓から見た
沖縄の海はなんと美しいと思ったことか。
ところが、自分でもなぜかわからないのだか美しいと
思ったと同時に涙が自然にあふれ、「ただいま」と
口走ってしまった。
多分、隣の人には聞こえてないはずだ。
知り合いの霊能者(テレビには出ないが、怖いぐらい当たる)は
「あなたの前世は北海道のアイヌよ」と最近になって言われたが
そんなはずはない。それ以来、その人を信じなくなった。
なぜ、「ただいま」と言ってしまったのか。
私の前世は沖縄人だと気づいたからだ。
妄想なのかもしれないが・・・
2回目に行った沖縄は当時付き合っていた彼女とだったのだが
いろいろときれいな海や風景、国際通りを行ったのだが、
彼女が「もっと沖縄チックなとこないの?」と言われ
沖縄チックと言われたら、悲劇の沖縄である。
旧海軍壕司令部跡へ連れて行った。
ここは海軍の兵士が山を手掘りで作った地下壕であり
現在は資料館となっている。
入口には沖縄特攻に向かって散った戦艦大和以下艦船の
「海軍戦没者慰霊塔」に手を合わせ、涙し
資料館にある、太田実中将が自決前、最後に打電した
沖縄県民斯ク戦ヘリ
県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ
(全文を載せると大変長いのでwikiなどを参照してもらいたい。)
この言葉に涙がぽろぽろこぼれてきた。彼女も泣いていた。
現代風に言ったら
「沖縄県民は必死に戦った。県民に対し、後世まで特別の配慮を
してもらいたい」
太田実中将は県民に申し訳ないという気持ちが強かったに違いない。
なんとか、後々も助けてやってくれという願いを最後に
自決したのであろう。
残念ながら、特別の配慮があったように思えない・・・
(OKINAWA 2へ続く)