夏休みになると「妖怪人間ベム」「キューティ・ハニー」「ふしぎなメルモ」
この3本のアニメはまるで決まったように再放送をしていた。
それにプラス「ゲゲゲの鬼太郎」かな。
主人公はベロなのになぜかタイトルはオヤジの方の「妖怪人間ベム」。
オープニングからおどろおどろしく洋風チックな風景や妖怪は
異様であるが、その異様さに妙にハマって見ていた。
ベム、ベラ、ベロは妖怪人間ではあるが、人間になる方法を
模索しつつ人間を守り、世にはびこる魑魅魍魎をやっつけてくれる
ヒーローなのだ。
それがなんとなく妖怪なのにカッコいいと思っていた。
そういえば再放送を重ねるごとに音声が消えるのが目立ってきた。
もう古いからテープが痛んできたのかな~と高校生くらいの時は
あまり気にしていなかったが、よくよく最初の頃のセリフを
思い出すと、差別用語や放送禁止用語が多かった。
その部分をカットしていると大人になって気づいた。
さて、ドラマ版なのでが、予告で実写化されるというのを見て
「そんなムチャな!」と驚いていたが、やはりどう実写化するのかが
気になり、思わず録画してしまった。
それを忘れてて昨日見たのだが、オープニングと主題歌で思わず
「おお~っ!スバラシイ!ナツカシイ!」と思ってしまったのだが
アニメ世代からするとちょびっと違和感があるような、ないような・・・
ベロ役の福くんはドンピシャなのだが、ベム(亀梨)とベラ(杏)は若すぎるかな。
アニメでの印象としてはベムは40代~50代。
ベラは30代後半のイメージなのである。
まあ、それでもベラ(杏)は言い回しがアニメと一緒で
見てるうちにアニメベラに見えてくる。
ちょっときれいすぎるけど。
それはそうと、このドラマを見て初めて気づいたというか
思い出したというか。
冒頭にも述べたように子供の頃の印象は単純に「キショイ!」、
「カッコいい」という印象しかなかった。
が、いくらヒーローであっても容姿が容姿だけに人間からは
気持ち悪がられ、一向に感謝もされなければ、理解もされないという
悲しい物語だったのだ。
妖怪人間の願望「早く人間になりたい!」というのは
果たして実現するのだろうか・・・
アニメ版では残念ながら人間になれていないのだ。
さて、話しは変わり、これはあくまでも個人的願望なのだが、
これでそのころ放送していたアニメ。特に夏休みの定番だった
アニメはほぼ実写化した。
残すは興味津々で見ていた、手塚治虫作の「ふしぎなメルモ」。
赤いキャンディ、青いキャンディ知ってるかい♪の主題歌は
未だに覚えているが、これはやはり実写化は難しいのだろうか。
内容が子供向け性教育ということもあるだろうが
キャンディを1つ食べるごとに10才齢を取ったり若返ったりするので
それぞれに役者を用意しなければいけないだろうから
大変なんだろうな。
しかし、この実写版は見てみたいものだ。