■瞑想は内観へと続くエクササイズ
瞑想(や座禅)は、目をつむって(または半眼で)何かに集中し、雑念が出てきたら、気づいて戻す。
それを繰り返します。
瞑想は、「気づき」という自己観察の力を強化するエクササイズ…
これまで、そう説明していきました。
さて、ここを鍛えると、どのようなメリットがあるのでしょう?
カウンセリングを受けてくれた方から届いたメールの一部を抜粋して紹介します。
(許可済み)
▼=======▼
~ 生きづらさって、自分を責めていることだというのが腑に落ちました。
自分では自信もある、と思っていたんですが、まさか…です。
~(略)
課題をこなしていると、自分の気持ちに気づくようになってきました。
------↓
【作者・注】
┃カウンセリング後に出した課題
┃
┃・雑念に気づいて戻す瞑想(数息観)を続ける
┃・普段の考えを観察し、自責があれば気づいて、戻す
┃・幸せになる「あるコツ」を1日に2回する
------↑
家族旅行の時に、忘れ物をした時でした。
(スマホの)充電池を、飛行場のロビーにあるコンセントに指したまま搭乗してしまったのです。
気づいたのは、その日の夜遅くでした。
「ああ、やってしまった…」
そこから、いつもなら自分を責めるのですが、
気づいて戻す課題があったので、なんとか踏みとどまりました。
これは不思議な感覚でした。
もう一人の自分が、自分を観察しているというか。
妙に冷静になれたのです。
(仕事の失敗ではなく、自分の忘れ物だったこともあると思いますが)
そのときに、教えられたとおり、
「自分を責める癖がある」と唱えて意識化しました。
唱えながら、思ったのですが、
これって私だけでなく、ほとんどの人が自覚なく自責の念を抱いているのではないでしょうか。
そんな自分に気づかないから、ずっと自分を責め続けるんですね。
カウンセリングの時、
「自信のなさのは自責の念の積み重ね」
って言われた意味が本当に腑に落ちました。
それにしても今回は、毎日2ヶ月のあいだ瞑想を続けていた成果が出たのだと思います。
気づいて戻すエクササイズが、いつの間にか普段の内観でもできるようになっていました。
これからも瞑想を続けていきたいと思います。
~(略)
▲=======▲
このように瞑想で、”気づいて戻す” エクササイズは、
次の課題である内観へつなげることが前提です。
「プラス思考になれ!」では、たいていの人は、
「マイナスに考えるのはダメだ!」と暗示にかかります。
マイナスに考えてしまった自分を責めるようになりがちですね。
正しく瞑想すれば、マイナスに考えた時に、気づいて、戻す。
これが大切であると分かります。
以上が、初期の瞑想の目的です。
つづく
― 書籍 ―
佐田弘幸の本 【幸せになれるマイナス思考】 総合法令出版
プラス思考を学んでも、何となくうまくいかない。
そんな人にお届けしたい内容です。
― MENU ―
★カウンセリング / ★ 瞑想 大阪クラス / ★ 瞑想 Web講座
カウンセラー養成講座 / 書籍
商品 → 瞑想CD、瞑想マシン・ボイジャーエクセル等