北海道神宮の例祭(札幌まつり)が、毎年6月14、15、16日に斎行されている。14日は宵宮祭(よいみやまつり)だ。

 祭りの前日のことを宵宮(よいみや)、夜宮(よみや)、ヨドなどといい、この日に行われる祭典を宵宮祭という。地方によっては、ヨミヤとは祭りの前日の忌籠(いみごも)りを示す場合もある。元来、神霊はつねに社殿の中に鎮まっておられるというよりも、祭りのときに来臨されると信じられ、しかも夜間それが行われると思われてきた。祭りの前晩を重要なる晩であると意識して宵宮と称した理由もそこにある。

[茂木貞純]出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)

 

 ところで、第35回YOSAKOIソーラン祭りが10日に始まった。最終日が14日(午後9時まで)となっている。ケシカランことに、その日は北海道神宮祭の宵宮祭と重なっているから、閑雅(かんが)であるべき祭り日が、喧騒に覆われてしまいそうである。なぜ、YOSAKOIソーラン祭りの日程がこうなんだ‥⁉つい Gemini に訊いてしまった。

 

 Gemini は、YOSAKOIソーラン祭りが「毎年6月第2日曜日を最終日とする5日間」という「固定の日程ルール」で運営されているためだという。

 

 そして今年2026年は、たまたま「6月第2日曜日」が14日という遅い日付になったため、YOSAKOIソーラン祭りの最終日と、北海道神宮祭の宵宮の日程が重なり、例祭の準備や前夜祭というタイミング、あるいは神宮祭そのものの空気感と直に接続する形となったとのこと。

 

 また、歴史的・観光戦略的な理由があるともいう。ひとつは、“ルーツ”とする本家・高知県の「よさこい祭り」が毎年8月に開催されるため、重複を避けて時期をずらす必要があったそうだ。

 

 もうひとつは“端境期対策”。5月のゴールデンウィークが終わり、7月の本格的な夏山・夏祭りシーズンを迎える前の「6月上旬」は、札幌の観光客が落ち込む時期だったため、この期間に新たな経済効果と活気をもたらす観光イベントとして、意図的にこの時期へ配置されたということだ。ホントかね‥。

 

 

 まぁ、伝統ある北海道神宮祭の厳かな雰囲気を重んじる人は大勢いるはずだが、この直前の喧騒に対してどれほどの声が上がっているのかは、正直よくわからない。

 

 ただ、カレンダーの巡り合わせによって、今年は特にその対比や影響が色濃く出てしまいそうな日程となっている。

 

 北海道神宮例祭にあわせて前晩に来臨した神霊が、あまりの喧騒を嫌って帰ってしまわないか、あるいは、YOSAKOIのフィナーレが気になって大通会場のほうに行ってしまわないか。交通の混雑状況とともに、今年はそんなことも気になっている。

 

よさこい全国協議会⁉ | 玄冬シニアの心象日記

北海道選挙区参院議員の不行跡(ふぎょうせき) | 玄冬シニアの心象日記