「妹が欲しい」
こんな馬鹿げたことを思いながら、早一年くらい経っている訳ですが……。
実際に妹が手に入ることもなく、欲しい妹は、「自分のことを嫌わず、受容してくれる甘えたな妹」なので、余計に手に入る訳はないのですが……。
そこで、はて? と思いました。
妹が欲しい妹が欲しいと言ってる訳ですが、何故欲しいのか。考えてみたら一つの結論に行き当たりました。
「ただ、絶対的に受容してくれる存在」が欲しいのではないか、と。
学校でも職場でも何でもいいが、そこで手酷い扱いを受け、自分の味方になってくれる人がいない時。ただ黙って受け入れてくれる存在がほしいのではないか。
そこでアドベンチャーゲームやギャルゲーなどを見返してみて、僕個人の結論は揺るぎないものとなりました。
二次元の少女、多くの場合主人公を受け入れるのです。突き放したりすることもありますが……。だからこそ、僕は二次元に惹かれていた、というのもあるのかも知れません。
受容されない苦しみを持つからこそ、二次元へと依存していくのではないか?
こんな風に考えました。
現実世界で、苦しみを癒す方法は、人それぞれで難しいかも知れません。見つからないかもしれないし。