本年の「八月」は、例年とは違う。
元総理大臣の安倍晋三さんが
「戦場の兵士のように斃れた」事件があったからだけではない、
歴史の大河のようなうねりが、
吾に、例年とは違うと思わせたのだ。
それは、
「米國及び英國に對する宣戦の詔書(昭和十六年十二月八日)の
「事既に此に至る。帝国は今や自存自衛の為、
蹶然起つて一切の障礙を破砕するの外なきなり」
を拝読したとき、
次ぎに、
終戦時の侍従長であった海軍大将藤田尚徳の「回想」に書かれている、
昭和二十年四月五日の小磯内閣総辞職を受けて
江戸時代生まれの鈴木貫太郎七十八歳を総理大臣にして
終戦を実現しようと決意された
昭和天皇が、
固辞する鈴木に対して発した次のお言葉を拝読したときだ。
「鈴木の心境は、よく分かる。
しかし、この重大な時にあたって、もう他に人はいない。
頼むから、どうか、まげて承知してもらいたい。」
本年の「八月」
昭和天皇の、この二つのお言葉を読んだとき、
これは、八十一年前、七十七年前、の事ではなく、
現在の日本の事なのだ!
という思いに襲われた。
現在も、我が国は、
「事既に此に至る」ではないか。
しかも、
「この重大な時にあたって、もう他に人はいない」ではないか。
我が国の「戦後体制」=「日本国憲法体制」は、
戦前とは違い、内部から、我が国を腐らせ滅ぼそうとしている。
それに加え、本年二月から、
ロシアはウクライナに侵攻し、
これに連動して、本年八月、則ち、今月、
中共は、我が国の排他的経済水域にミサイルをぶち込み、
そこに「日本の排他的経済水域は存在しない」
つまり、
「日本は存在しない」と言い放ったではないか。
その時、我が国の総理大臣は、何処にいた?
核廃絶を訴える「ヒロシマ・アクション・プラン」という
からっぽの演説をするため、ニューヨークにいたのだ!
「戦後体制下の我が国の歴代総理大臣」の特徴は、
「国軍の最高指揮官」という自覚が無いことだ。
自覚があれば靖國神社に参拝している。
参拝しないことが自覚の無い証(あかし)だ。
しかし、世界と中共は、
中共が排他的経済水域を含む我が国の生命線上で
実戦さながらの軍事演習をしている時に、
「日本防衛の最高指揮官は不在だ」と観た。
そして、中共は、
「日本に対しては、少々えげつないことも出来る」
と判断した。
このこと、吾等は、腹の底から知らねばならない。
則ち、
「この重大な時にあたって、もう他に人はいない」
ではないか。
その上で、この八月に読み直した
ドイツの十九世紀末の法学者イエリングの一文を紹介する。
「隣国によって一平方マイルの領土を奪われながら、
膺懲の挙に出ない国は、
その他の領土をも奪われてゆき、
遂に領土を全く失って存立することをやめてしまうであろう。
そんな国民は、このような運命にしか値しないのだ。」
これこそ、只今現在の日本国民に対する
このままでは、ロシアの北海道を奪われ、
中共に沖縄を奪われ、亡国に至るぞという警告である。
そこで、最後に、
昨日(二十日)、明治記念館で行われた
「さあ反撃だ 日本 田母神俊雄を応援する会」
に於いて
我が輩が、
乾杯の音頭をとる前に何を言ったか記しておく。
「昭和二十年四月七日、
天皇陛下は、海軍大将鈴木貫太郎に、
『この重大な時にあたって、もう他に人はいない』
と言われて、
鈴木貫太郎に大命を下して、組閣を命じられた。
よって、
再び、事既に此に至った現在、
この重大な時に、もう他に人はいないのであるから、
天皇陛下に、
空軍大將田母神俊雄に大命を下し
組閣を命じて戴こうではないか。
我が航空自衛隊は、
『勇猛果敢、支離滅裂』と言われている。
よって、
そこの大將が我が国の総理大臣になれば、
我が国の抑止力は、一挙に、三十倍になるぞ!
さあ、乾杯しよう!
元航空幕僚長 田母神俊雄総理大臣誕生を念じ、
カンパ~イ!!」
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