10月6日、源平合戦の地、須磨寺にある「シベリヤ満蒙戦歿者慰霊碑」の前で行われる慰霊祭に吉村伊平さん親子とともに参加した。昨年は、シベリヤで両脚を失った老軍曹殿が出席されたが、今年は来られなかった。父親がシベリヤ抑留の中で死亡されその大地に埋められている方が参加された。彼は父が眠るところまで行ってくる。しかし、昨今の遺骨収集に関するトラブルで父を連れて帰れないでいる。シベリヤの寒気が去る来年は、必ずお父さんに帰国してもらおうと話し合った。須磨寺の先代管長さんもシベリヤで御苦労された方であり、慰霊碑は、平敦盛の首塚の前にある。須磨寺には、熊谷直実が敦盛の首を洗った池と源義経が敦盛の首を実験したときに座った松の古木がある。そして、敦盛が須磨の浜で討たれるときに持っていた「青葉の笛」が展示されている。慰霊祭は、毎年10月の第1日曜日に例年行われている。
令和元年十月七日(月)
西村眞悟FBより。