正道を踏む | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 

中国政府の関与を拒絶=ダライ・ラマ後継でチベット人会議
【ダラムサラ(インド)時事】世界24カ国・地域の亡命チベット人の代表ら約340人を集めた特別会議が5日までの3日間、亡命政府のあるインド北部ダラムサラで開かれた。会議は、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(84)の後継選びへの中国政府の関与を拒絶し、伝統的な「輪廻(りんね)転生制度」で後継を選ぶ権限をダライ・ラマのみに認めることなどを決議した。
 決議はこのほか、チベット人が存在する限り輪廻転生制度は続くべきだとした。今回の特別会議に続き、高僧を集めた会議が年内にもダラムサラで開催される見通し。亡命政府には、後継者選びの手続きを進めて先手を打ち、中国をけん制する意図があるとみられる。 

5日、インド北部ダラムサラに集まった亡命チベット人の特別会議の参加者

【時事通信社】 ≪続きを読む≫

 

十月一日、
北京の天安門広場に、世界に見せつけるが如く、
最新鋭の大陸間弾道ミサイル群を延々と行進させて、
その上で、
「如何なる勢力も、
中国人民と中華民族の前進を阻止することはできない!」

と演説している習近平主席の姿を観た。
これを私は侵略者の恫喝と判断した。
そして、十月四日、
我が衆議院本会議場で所信表明をするなかで、
この習近平を国賓として我が国に招くことに言及し
「日中新時代を切り開きます。
来年の櫻の咲く頃に、習近平国家主席を国賓としてお迎えし、
首脳間の往来だけでなく、経済交流、青少年交流など、
あらゆるレベルでの交流を拡大し、
日中関係を新たな段階へ押し上げてまいります。」

と言う安倍晋三総理大臣の姿を観た。
これを私は独裁者への阿り(おもねり)と危険な宥和だと判断し、
次の、西郷南洲遺訓の一節を思い起こした。

 

正道を踏み国を以て斃るるの精神無くば、
外国交際は全かる可からず。
彼の強大に畏怖し、円滑を主として、曲げて彼の意に従順する時は、
好親却て破れ、終に彼の制を受るに至らん。

 

「正道を踏む」とは、
中共の独裁権力によって殺戮され強制収容所に拘禁され苦しむ
チベット、ウイグルの自由を求める諸民族の願い
に理解を示し、
中共からの自由を求める香港や台湾の願いを我が日本の願いとして、
習近平の言う
核弾頭ミサイルを背景とする
「中華民族の覇権拡大」を、
我が日本は、
文明の名において許さないということを鮮明にすることだ。

・・・安倍晋三、危うし、と思うのは吾だけか!?

 

令和元年十月六日(日)

西村眞悟FBより。