統幕長「情勢を注視」=ホルムズ海峡、米方針触れず
米軍が中東ホルムズ海峡などの海上警備で多国間の有志連合結成の方針を示したことについて、自衛隊制服組トップの山崎幸二統合幕僚長は11日の定例記者会見で、「情勢を注視している」と述べ、参加の可否への言及は避けた。
山崎氏は、参加要請の有無など米側とのやりとりについて、「詳細は控える」とした上で、「ホルムズ海峡はわが国のエネルギーの安全保障上極めて重要な地域。関係国と情報交換しつつ、情勢を注視している段階だ」と話した。
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トランプ大統領が、
ホルムズ海峡を「有志連合」で守ろうと提唱した。
言い方は、トランプ流で、
「恩恵を受けている国は何もせず、
アメリカだけが汗をかいている」
とズバリ言ったあとの
「有志連合」の呼びかけであるが、
よー、大統領!
この頃、ええこと言い続けてるのお!
という思いだ。
この有志連合呼の提唱は、
日本にとってええことこの上ないのだ。
我が国は、腹の底で、
我が国がイニシアティブをとる覚悟を固めて
間髪を入れず、
トランプ大統領の有志連合に加わる旨、
彼に伝達するべきだ。
相変わらず、マスコミの解説では、
ホルムズ海峡は、エー、遠い彼方ですねえ、
という感覚であるが、
そうではないんだ、
海峡だけではなく、
レーンとしてルートとして眺めてみるべきだ。
我が国からホルムズ海峡まで、
唯のレーンではない、
これまさに、
我が国の生命線ではないか!
我が国が、
アメリカと組んで「有志連合」で
ホルムズ海峡を守るということは、
海峡という局所だけではなく、
アメリカと共に
「レーン」という「生命線」を守ることに他ならない。
従って、
これは、我が国からホルムズ海峡に至る、
西太平洋や南シナ海とインド洋を結ぶマラッカ海峡そしてロンボク海峡を守ることに繋がり、
さらに南シナ海と東シナ海のレーンを守る体制構築に繋がる。
以前、
インドネシアのジャカルタで
インドネシア海軍の参謀長と会ったことがある。
その時、彼は言った。
通訳は、帝国陸軍ジャワ派遣軍軍曹通訳中島愼三郎さん。
「早く、この海峡に、日本の軍艦旗を見せて欲しい。
日本のあの旭日旗を見れば、
支那の海賊船など直ちに逃げるよ。
あいつらの船は、我らの監視船より速力が速いんだ。
だから、我らの手に負えない。
早く、
日本海軍が旭日旗を掲げてこの海峡に来て欲しい。」
我が国が、
トランプ大統領が提唱するホルムズ海峡の有志連合に加わることは、
海で繋がるASEAN諸国と強く繋がることであり、
インドネシア海軍参謀長の言う
我が国に対するASEANの期待に応えることだ。
海賊は、
ホルムズ海峡だけにいるのではない。
もっと近い、
マラッカ、ロンボク、スンダの海で繋がる
ASEANの海にもうようよいるのだ。
そいつらの基地は、
何処の国の港か、諸兄姉、明らかであろう。
令和元年七月十二日(金)
西村眞悟FBより。