皇室ウィークリー(437) | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 

 

 天皇、皇后両陛下は5月31日、東京都小金井市の都立小金井公園を訪れ、天皇陛下が学習院中等科時代の昭和21年5月から約3年半を過ごした「御仮寓(ごかぐう)所」の跡地などを見て回られた。

 陛下は跡地に設けられた石碑の前で、周囲を見渡して「松の木があってね。机に向かっているときに雷が落ちたんです」と思い出話を披露し、御仮寓所の場所などを皇后さまに教えられた。

 公園内では、武蔵野の自然を残した雑木林をゆっくりご散策。陛下は「この辺りをよく散歩しました」と振り返られ、皇后さまは「とても楽しい時間を過ごせました」と笑顔を浮かべられたという。

 御仮寓所跡のご見学は平成8年以来20年ぶり。公園周辺には昼食を挟んで4時間余り滞在し、70年前にもあった農園を含めゆかりの地を巡る小旅行を楽しまれた。宮内庁幹部は「当時を懐かしく思い起こされたようで、意義のある一日だった」と話した。

 

 皇后さまは30日、皇居内の紅葉山御養蚕所で、わらなどで編んだ「蔟(まぶし)」と呼ばれる網に、成長した蚕を移し、繭作りを促す「上蔟(じょうぞく)」の作業に取り組まれた。6月3日には、今年初めて蚕の繭を収穫する「初繭掻(はつまゆかき)」の作業を行われた。蔟にできた日本純産種の蚕「小石丸」の繭を丁寧に取り出し、「いい繭ができました」と喜ばれていた。

 

 皇太子さまは5月31日、東京都台東区の上野学園石橋メモリアルホールを訪れ、国内外のビオラ奏者によるコンサート「ヴィオラスペース」を鑑賞された。世界的奏者の今井信子さんの呼びかけで始まり、今年で25回目。ビオラを演奏する皇太子さまは10回以上足を運ばれている。

 

 秋篠宮さまと長女の眞子さまは30日、台東区の上野の森美術館で、日本とブータンの外交関係樹立30周年記念事業で企画された「ブータン~しあわせに生きるためのヒント~」を鑑賞された。

 伝統的な祭りで使う仮面や民俗衣装、ブータン仏教の仏像など約140点を展示し、「しあわせの国」として知られるブータンの魅力を紹介。2月に王子が誕生したワンチュク国王夫妻の衣装も海外で初めて公開されている。

 秋篠宮さまは平成9年にブータンを訪れており、地元の酒「アラ」を入れる酒筒に目をとめ、「アラは蒸留酒ですか」とお尋ねに。眞子さまは日本では珍しい、トルコ石が埋め込まれた仏像に関心を示されていた。

 

 秋篠宮妃紀子さまは6月2日、東京都港区の明治記念館で行われた「産経児童出版文化賞」の贈賞式に臨席された。受賞作品一つ一つに感想を添えながら「未来を担う子供たちのために、優れた作品が今後も発表されることを願います」とごあいさつ。大賞のモリナガ・ヨウさんらに賞状盾が贈られると、笑顔で拍手を送られた。

 

 常陸宮ご夫妻は5月30日、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑で行われた拝礼式に臨み、先の大戦で海外などで亡くなった身元不明の戦没者を慰められた。車いす姿の常陸宮さまは常陸宮妃華子さまに付き添われて納骨堂へと進み、拝礼された。

 

 がん研究会の名誉総裁を務める常陸宮さまは31日、華子さまとともに千代田区のクラブ関東を訪れ、優れた業績をあげたがん研究者に贈られる「比較腫瘍学常陸宮賞」の授賞式に臨まれた。

 今年の受賞者は、発がん率が低い象の研究で、多数のがん抑制遺伝子の働きを明らかにした米ユタ大のシフマン博士。常陸宮さまはあいさつで、「博士の研究は今後、がんや老化の予防研究に大変貢献する」と述べられた。

 

産経ニュース

 

 

【今週の御皇室】天皇陛下と稲作の話し[桜H28/6/2]

 

 

 

http://youtu.be/ZcUDk-0B9Z8

今回は、天皇陛下が自らの務めとして実践されている「稲作」についてお伝えすると共に ­、それに関連するイベントのご案内をさせて頂きます。

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